現代台湾宗教の諸相―台湾漢族に関する文化人類学的研究

現代台湾宗教の諸相―台湾漢族に関する文化人類学的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784409530344
  • NDC分類 389.224
  • Cコード C3039

内容説明

「王母娘娘」祭祀集団、「大日如来道場」「霊仙眞佛宗」「佛光山」など、台湾独自の民間信仰、土着宗教、民衆教団には、親族や社会組織、規範、儀礼、世界観から、居住空間、建築、芸能に至るまでさまざまな局面が深く関わっている。台湾漢族社会の宗教状況を概括、現代宗教の実態と特色を探るとともに、植民地経験や日本仏教との関わり、宗教の現代化まで踏み込んだ意欲の研究。

目次

第1章 台湾漢族社会の構成(台湾社会の民族構成;漢族の社会組織の特徴)
第2章 漢族の宗教と世界観(台湾の宗教状況;死をめぐる祭祀と世界観 ほか)
第3章 変化の中の民間信仰(王母娘娘祭祀集団J宮の事例;戦後台湾の民間信仰)
第4章 宗教知識の再解釈(大日如来道場;霊仙眞佛宗 ほか)
第5章 植民地経験と宗教の現代化(改革的な仏教団体;佛光山にみる仏教の現代化 ほか)

著者等紹介

五十嵐真子[イガラシマサコ]
1965年愛知県名古屋市生まれ。南山大学大学院文学研究科文化人類学専攻博士後期課程満期退学。1994~2000年、野外民族博物館リトルワールド研究員を経て、2000年より神戸学院大学人文学部人間行動学科助教授。2005年3月博士(人間文化学)授与(神戸学院大学人間文化学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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