日本の著作権はなぜもっと厳しくなるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409241080
  • NDC分類 021.2
  • Cコード C1036

出版社内容情報

近年の知的財産・著作権問題の顛末を追い、その核心にせまる、熱き緊急レポート。

秘密交渉の内にすべてが変わってしまう前に!!

米国からの年次改革要望書、フェアユース、違法ダウンロード刑事罰化、ACTA、TPP、五輪エンブレム問題など、近年の知的財産・著作権問題の核心にせまる、熱き緊急レポート! 『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』(2011年)に続き、すべての日本人必読。

「本書は、TPP大筋合意にともなう著作権法改正の急激な動きと、二〇一六年夏の参議院議員選挙に向けての「緊急出版」だと、わたしのなかでは位置付けている。…本書では、日本の著作権法をもっと厳しくしていった主なアクターとして、権利者団体に加えて米国政府(とりわけ通商代表部)と日本の国会議員・官僚にフィーチャーした。「日本版フェアユース」を葬り、違法ダウンロードを刑事罰化し、ACTAで著作権法を厳しくし、TPPでさらに厳しくしようとしている原動力が、彼らであったことを読者は知っただろう。」(あとがきより)

序章

第1章 米国からの注文書――「年次改革要望書」
   「年次改革要望書」と著作権/保護期間の延長問題/映画盗撮防止法/
   違法ダウンロード違法化・刑事罰化/実現したこと・しなかったこと/
   非親告罪化と法定損害賠償

第2章 米国を夢みた残がい――「日本版フェアユース」
   フェアユースとは/はじまりはどこに?/浮上した対立点/議論は文化審議会へ/
   反撃開始/限定されていった問題点/再度のヒアリングへ/そして骨抜きに

第3章 ロビイングのままに――違法ダウンロード刑事罰化
   違法ダウンロード「違法化」のおさらい/俳優の義侠心/ロビイング/三党合意/
   巻き起こった反対/採決へのシナリオ/本当の被害額は?/「良識の府」とは/
   参考人の意見/パージと可決/「祭り」のあと

第4章 秘密交渉の惨敗――ACTA
   ACTAの淵源/秘密交渉にしたのは誰か/欧州の懸念/
   リーク文書から読み取れること/大筋合意から法改正へ/欧州からのレッドカード/
   海賊党の存在/何が問題だったのか/国民の無関心/「祭り」から批准へ

第5章 秘密交渉リターンズ――TPP
   何が問題なのか/いつ何を譲歩したのか/戦時加算の解消は/
   違法ダウンロード「違法化」の拡大?/韓国の経験/前のめり

附章 ネット権力の「法」――五輪エンブレム問題
   西部の墓場で/栄光と暗雲/ネットの目、プロの目/埋められていった外堀/
   取り下げ/問題の深層/ネット権力とどう向き合うか

あとがき

附録1 著作権法抜粋
附録2 「年次改革要望書」「日米経済調和対話」著作権関連主要部分抜粋
附録3 TPP著作権関連主要部分抜粋
主要人名索引

【著者紹介】
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内容説明

米国からの年次改革要望書、フェアユース、違法ダウンロード刑事罰化、ACTA、TPP、五輪エンブレム問題など、近年の知的財産・著作権問題の核心にせまる、熱き緊急レポート!『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』(2011年)に続き、すべての日本人必読。

目次

第1章 米国からの注文書―「年次改革要望書」
第2章 米国を夢みた残がい―「日本版フェアユース」
第3章 ロビイングのままに―違法ダウンロード刑事罰化
第4章 秘密交渉の惨敗―ACTA
第5章 秘密交渉リターンズ―TPP
附章 ネット権力の「法」―五輪エンブレム問題

著者等紹介

山田奨治[ヤマダショウジ]
1963年生。現在、国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授。京都大学博士(工学)。専門は情報学、文化交流史。筑波大学大学院修士課程医科学研究科修了後、(株)日本アイ・ビー・エム、筑波技術短期大学助手などを経て現職。ケンブリッジ大学ウォルフソン・カレッジ、フランス国立社会科学高等研究院、ハーバード大学ライシャワー研究所で客員研究員等を歴任。主な著作に、『東京ブギウギと鈴木大拙』(人文書院、第31回ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

19
★★ 表紙の割に固い内容で読みにくかった。こういう本を読むと、日本の外交が大人になれる日が来るのだろうかと不安になる。2016/06/09

まつだ

2
ACTAの全世界的な否決、決定してから説明すればいいという、いつもの頭の悪い議論について。今回のスクショ違法化は、スマホへの私的録音保証金課金の布石だと思うんだ。2019/02/28

pb_lack

0
ここ数年における「日本版フェアユース」の萌芽から、ACTA、TPPの交渉、最終的な国内法の改正までの経緯をおさらいできる。ダウンロード違法化〜刑事罰化やACTA対応の改正に関しては、なんというか粗雑だなあとあらためて感じる。「なんかまずいらしい」からの伝言ゲームみたいな改正経緯と内容のよう。目的と対応がちぐはぐ。とはいえ「附章」でもあるように、「悪即斬」的なものが受ける世の中においては、それらしい目的であれば支持される(というか強くは反対されない)のはしょうがないのかもしれない。2016/06/08

ヨシツネ

0
秘密交渉とか無駄よねその責任は参加したものを監視するコストが無駄に国民負担になるだけ 非親告罪化にしたがるものは何を考えているのかと思うがどうなっても気づかないのだろう自分の番が来ても2020/08/28

抹茶ケーキ

0
著作権関連の法改正(フェアユース規定の導入や違法アップロードの犯罪化など)でどのようなメカニズムが働いていたのか。基本的にはアメリカの影響が大きいみたいな話。2019/08/31

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