内容説明
混迷の時代を生きる現代人に何かヒントはないだろうか?数千年来読み継がれてきた中国古典、『史記』『論語』『孫子』『老子』『韓非子』『漢詩』…。その中には、身の処し方、考え方、成功と失敗の事例など、ありとあらゆる人間類型が描かれている。数ある中国古典のうちから最良のエッセンスを選び、中国文学の第一人者が平易にいろいろな故事や逸話を交えつつ、楽しみながら中国古典の真髄、人生の羅針盤を提示する。
目次
史官の心意気
学者の処世
美人は薄命ならず
説客たちの弁舌
死生、命あり
諫言の機微
勝ち残りの条件
善ク馬ヲ相ス
信ナクンバ立タズ
人間関係の力学
二代目のもろさ
女の戦い
為政者の苦心
酒の話
隠者の世界
遊侠のモラル
トップの暴走
名将たちの智略
黄老の術
賢妻たち
不老長寿の術
宦官という存在
文官優位の国
同文同種ではない
著者等紹介
守屋洋[モリヤヒロシ]
1932年、宮城県気仙沼市出身。中国文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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