出版社内容情報
おれは
スカート穿く
男子高校生。
「おれ今までスカートは
女しか穿いちゃダメだと
思ってた」
2年D組の桃井太一(17)が
スカートを穿いてきたのは
とある夏の日のこと。
年上の彼女がいて、優等生の
彼の突然の??乱心?≠ノ
どよめくクラスメイトと先生たち。
唯一、それを面白がるのは
風変わりな女子・白井さん。
「女装したいってこと?」
「ぜんぜんちがう」
スカート少年の不自由と恋を
ユーモラスに描く青春白書。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katsubek
23
新聞の書評を見て。LGBTではなく、「カッコいい」からスカートはきたいと思ったというお話。読後感はとてもよい。若い人たちに読んでほしい。軽やかなお話の中、考えさせられるところがあります。最後の「オチ」というか、高校生たちの「智恵」の素晴らしさが、また、いいねー!2015/06/25
さとまみ(コミックス&BL小説専用)
18
あたしの周りにはいないタイプだわ。ただ、単にスカート履きたいだけとなるとやっぱいないわ。何らかの理由があるもの。男、女関係なく好きなカッコできれば本当にそれでいいと思う。2016/08/10
しましまこ
14
スカート穿いてもいいんだけど、制服は違うと思う。2015/06/11
ニコル
10
スカートをファッションで履く男子がいてもいいと思う。男性用スカートも販売してみたらいいのに。この作品で、学校に初めてスカートを履いていく朝、自分がどんな風に見られるか、どんな態度を取られるのか、ドキドキしたり迷ったり思い切ったりする描写が一切なく、いきなり堂々と当たり前のように登校したけど、それはお手本の男性(教授?)を見たからなのかな?その辺も読んでみたかったなぁ。2015/06/28
ぱんなこった
9
初読み作家さん、一冊丸々と表題作読み切り。絵は独特のタッチながら読みやすい印象。物語は色々想定外の方向に向かうので、予想外の展開を読みたい時に最適!登場人物は皆それとなく温かく謎の伏線も回収されスッキリ。個人的にスカートのもつ記号性を考えると、近年性差に違和感の無いエプロンとの違いなど考えみたり、日常に柔らかなパッションをくれる一冊。2016/03/08