内容説明
これって、マリッジブルー!?草野こよりはウェディングプランナー。約千組の結婚式を手掛けてきたが、ついに自分の番を迎える。三十歳目前で出会った美容師の彼は理想の相手。ところが式まであと三か月で、突然準備の手が止まってしまう。そんな時、こよりの前に現れたのは―。結婚式のプロでも自分の恋はままならない?新たに後日譚を加えた、ブライダル&お仕事小説。
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年、東京生まれ。成蹊大学卒業後、出版社勤務。2001年『リカ』で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ツン
75
幸雄さん、優柔不断っていう話だったのに、全然そんな事なくて、びっくり。男前でした。最後の最後の展開が五十嵐さんっぽい。2023/07/17
坂城 弥生
49
私自身が結婚式には否定的な考えのが強いけど、作家さんが好きなので購入。色んなカップルの事情や想い、そしてこよりの結論まで、読んで良かったなぁと思える作品でした。2021/06/17
ちゃんちゃん
26
ウェディングプランナーとして何組もカップルを送り出してきたこより。いよいよ自分の結婚式を前にマリッジブルー気味。そんな中でも様々なお客様が。結婚式あるある、てんこ盛り。仕事と結婚、悩める女子にはいいのかな。2021/08/15
Takeshi Kambara
26
人生に一度きりの晴れ舞台(基本的には)をプロデュースするウェディングプランナーの仕事は実に多岐にわたる上に失敗は絶対に許されない。そんな仕事に携わる主人公は職歴10年の中堅プランナーで顧客が提示してくる数多くの無理難題をこなしつつ、自身の結婚式に向けて打ち合わせを重ねるのだがその胸中は絶賛マリッジブルーの沼の底へ(笑)過去に何作か結婚が題材の話やウェディングのお仕事小説を読んだが本作は群を抜いて面白かった。本当に大切な事は何なのか?実に多くの観点から結婚とは何ぞや?と問うてる気がして色々と考えさせられた。2021/07/15
Yuri
14
単純に面白かった。あらすじを読んで衝動買いしたが、当たりだった。仕事を頑張る姿にも、マリッジブルーに悩む姿にも…、こより自身の結婚式にも。飽きることなく読めた一冊。結婚式の裏側や色んなカップルのエピソードに興味が惹かれた。2021/09/04