内容説明
本書は、ユニバーサルデザインとして展開する公共トイレを「ユニバーサルトイレ」と称し、著者がこれまで行ってきた調査研究をはじめ、公共施設のトイレ計画・デザインから得た知見を紹介し、多様な人々の利用を想定したデザインモデルを提示するものです。
目次
1章 日本の公共トイレ(日本の公共トイレ;公共トイレの整備の流れ;公共トイレの課題)
2章 属性の違いとトイレ(男性と女性;幼い子ども;お年寄り;オストメイト;肢体の不自由な人;目の不自由な人;耳の不自由な人)
3章 属性別トイレの計画・デザイン(多様化するトイレと機能の分散化;アクセシビリティとロケーション;男性と女性のトイレ計画・デザイン;幼い子どものトイレ計画・デザイン;お年寄りのトイレ計画・デザイン;オストメイトのトイレ計画・デザイン;肢体の不自由な人のトイレ計画・デザイン;目の不自由な人のトイレ計画・デザイン;耳の不自由な人のトイレ計画・デザイン)
著者等紹介
老田智美[オイダトモミ]
神戸芸術工科大学芸術工学部環境デザイン学科卒業。摂南大学大学院工学研究科社会開発工学課程修了。大学・大学院では、田中直人教授の研究室にてバリアフリー・ユニバーサルデザインを学ぶ。2006年東京大学にて博士(工学)の学位を取得。都市再開発コンサルタント、兵庫県立福祉のまちづくり研究所研究員を経て、株式会社NATS環境デザインネットワーク代表取締役、1級建築士。高齢者や障害者を取り巻く生活環境に関するテーマを中心に研究活動を行う傍ら、そこで得た知見を設計業務やユニバーサルデザイン監修業務に反映させている
田中直人[タナカナオト]
大阪大学工学部建築工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科建築学専門課程修了。神戸市にて福祉のまちづくり、ニュータウン開発などの計画およびデザインを担当後、神戸芸術工科大学教授、摂南大学教授を経て、島根大学大学院総合理工学研究科特任教授。博士(工学)、1級建築士。各地でユニバーサルデザインに関する委員会活動などに携わる傍ら、建築・都市デザインのプロジェクトや、施設の設計や環境デザインに携わる。主な著書に、『建築・都市のユニバーサルデザイン―その考え方と実践手法』(彰国社/2014年度日本建築学会著作賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
もも
こうぴー