目次
1 日本建築の特質(日本の自然と社会;外来文化の受容と伝統の維持 ほか)
2 日本建築史序説(古代;中世 ほか)
3 日本建築史の文献(論著目録;概説書 ほか)
4 続 日本建築史の文献(論著目録;概説書(二分野以上にわたる論文集を含む) ほか)
著者等紹介
太田博太郎[オオタヒロタロウ]
1912年東京に生まれる。1935年東京大学工学部建築学科卒業。1943年東京大学助教授。1957年工学博士。1960年東京大学教授。1973年東京大学名誉教授。武蔵野美術大学教授。1974年九州芸術工科大学長。1978年武蔵学園長。1992年(財)文化財建造物保存技術協会理事長。1999年日本学士院会員。2007年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テン
3
分野のバイブルを今更。しかし読んでおくべきだとおもった。文献紹介は割愛。 2024/02/05
引用
3
いわゆる日本建築史を概観する最初期にして正統な本であった。特に近代までの寺社仏閣史は十分に把握できる。2019/05/03
MADAKI
1
本の半分くらいは文献紹介に割かれているので、かなりコンパクトに明治までの日本の建築史を追うことができる。ただし文章のトーンがフラット過ぎて各章のポイントがわかりにくいところもかなりあるのが残念2020/10/27
ksg
1
古代から近代までの日本建築史を通り抜ける。ただし特に飛鳥〜室町時代の寺社・神社建築の様式や構造の変遷に重きを置いた説明がされている。日本の小建築に関する基礎用語をある程度知っておくと読みやすい。日本建築史をまとめるのには大いに役立ちそう。2012/12/01
MR直毛
0
【日本建築の特質】部分のみ 地政学的な観点から、日本建築の特徴を外国との比較によって解説している。読んだ本の中で最も本質を突いた明快な文章だった。 日本の地政学的特徴 ⅰ)温和な気候→四季を楽しむゆとり→≪自然との調和≫ ⅱ)狭い土地 ⅲ)四方が海 ⅱ)、ⅲ)のおかげで、≪自然との調和≫の文化を国内外から邪魔されずに洗練させることができた。2017/10/18