出版社内容情報
60年代前半に撮影された日本の民家写真集。高度経済成長という名のバブルの波に攫われる寸前の民俗文化を後世に伝える貴重な史料
目次
論文「民家の屋根に“くらしのかたち”を読み解く」
鹿児島県奄美大島大和村の「高床穀倉群」
鹿児島県大隅半島南東部内之浦町の海浜民家、「薩摩型民家」の屋根、炭焼き窯の覆い屋
鹿児島県薩摩半島南東部指宿市宮ヶ浜地区の瓦屋根
鹿児島県薩摩半島南西部坊津町の入江の家並
鹿児島県北西部阿久根市大川地区の「薩摩型民家」と集落
宮崎県北西部椎葉村の山地民家と集落
熊本県北東部阿蘇山根子岳北東麓波野村の民家
熊本県北東部阿蘇山北麓南小国村の「分棟型」民家
大分県北西部天瀬町竹ノ首の民家と集落〔ほか〕
著者等紹介
大橋富夫[オオハシトミオ]
建築写真家(日本写真家協会・建築写真家協会会員)。略歴:1932年三重県四日市市生れ。1951年県立四日市商業高等学校卒業後、写真館を営む兄の周辺で写真修業。1960年上京、建築写真家として彰国社の月刊誌『建築文化』などを中心に活動を開始。以来50年にわたって現代建築の撮影に携わり、この世界で第一人者の地歩を築いてきた。近時は、中国の集落や民家の撮影にも力を注ぐ
安藤邦廣[アンドウクニヒロ]
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授、建築家(専門分野:日本およびアジアの伝統的住宅の研究、木造建築のデザインと技術開発の研究)。略歴:1948年宮城県生れ。九州芸術工科大学工学部環境設計学科卒業、東京大学助手を経て1998年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。