内容説明
民家を、解体でもなく保存でもない、ふつうの人の生活空間として甦らせることを「民家再生」という。降幡廣信らが手掛けた民家再生の件数は270棟を超えるが、その中から施主とともに成し遂げた26事例を選び抜き、実践のコツをまとめたものが本書である。
目次
1章 家並み・街並みを再生する実践手法(信州の本棟造りを住み継ぐ―長野県松本市・F邸;家の歴史を語る大和棟を踏襲する―大阪府堺市・小田邸 ほか)
2章 住まいとして再生する実践手法(民家に演奏会場のスペースをつくる―大阪府吹田市・H邸;有田焼を生んだ風土の息遣いを残す―佐賀県有田町・久富邸 ほか)
3章 商業スペースとして再生する実践手法(明治・大正・昭和の歴史を連結して融合する―石川県金沢市・寿屋;基礎ごと曳いた3階建の蔵にS造をつなぐ―長野県松本市・蔵 ほか)
4章 公共スペースとして再生する実践手法(たくましい木組を活かして庫裏を再生する―長野県安曇野市・真光寺;ランドマークとしての外観を継承する―長野市・長谷寺 ほか)
著者等紹介
降幡廣信[フリハタヒロノブ]
1929年長野県生まれ。1953年関東学院大学建築学科卒業。1961年家業の山共建設を引き継ぐ(三代目)。1963年降幡建築設計事務所を設立。1990年日本建築学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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