フルーツポンチ村上健志の俳句修行

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フルーツポンチ村上健志の俳句修行

  • 村上 健志【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 338p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784394990062
  • NDC分類 911.306
  • Cコード C0092

内容説明

無理難題(!?)なテーマが飛び出す句会。本文→解説の順で17編を収録。特別対談やコラム、書き下ろしの巻頭俳句も!(『つむじにチョップ』『ハムで呑む』)。本のサイト「好書好日」(朝日新聞社)人気連載の書籍化!!

目次

秋雨降る豪徳寺(車の会)
蓮見舟の吟行(卯浪俳句教室)
俳句らしくない句を(小部屋句会)
王子とクリスマス(玉川大学)
膝でごあいさつ(東大俳句会)
歴史と伝統の句会(若水句会)
神保町バーでノンアル(火の会)
リアルな葛藤の追求(俳句一家「屍派」)
河童ワールドを詠みまくる(尻子玉俳句会)
触発する俳句精神(日本橋句会)
ふせんに書く即吟、〇△(真芯句会)
酒のアテを求めて西念寺(塵風句会)
蒼海の一粟の上や鳥渡る(たんぽぽ句会)
歌人が俳句をたしなむ理由(真空句会)
俳句のもと「連句」(連句ゆるり)
BL俳句にひたすら戸惑い(暫定句会)
一風変わった兼題と季語の提案(うかれ猫句会)

著者等紹介

村上健志[ムラカミケンジ]
1980年12月8日生まれ。茨城県牛久市出身。吉本興業所属のお笑い芸人。東京NSC10期生の村上と亘健太郎が2004年に結成したコンビ「フルーツポンチ」として活動中。ボケ担当。2008年、『爆笑レッドカーペット』に出演し、村上の“ウザキャラ”を前面に押し出したコントで人気を博す。2009年、『爆笑レッドシアター』レギュラーメンバーに選ばれる。現在、MBS『プレバト!!』不定期出演中。俳句の才能を発揮し、自身の句が2021年度版の中学3年生向け教科書『現代の国語3』(三省堂)や『ハンディ版 オールカラー よくわかる俳句歳時記』(ナツメ社)に収録された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のんちゃん

44
読メ登録500冊目は、お笑い芸人村上健志さんがあらゆる句会に参加して、俳句の修行をした記録本。俳句関連の本の感想の度に記しているが、私はバラエティ番組の俳句査定のコーナーを数年前から毎週楽しみにしている。出演者の中でも自分の半径1メートルの世界を詠むことの多い村上さんの作品が1番好きだ。なのでこの本をしるやいなや購入した。読了して俳句の何かがつかめた気がした。大好きな俵万智さんとの対談では俳句と短歌の本質的な違いも理解できた。掲載俳句も楽しく、後何回も読み返して、実作のお手本、参考にしたいと思う。2021/05/10

BUBI

31
村上さんの俳句ってやっぱり好きだなぁ、と思いながら冒頭の俳句を読んだ後、「はじめに」を読んでずっこけました。あまりにも赤裸々な本音。テレビで見る村上さん、そのままで笑っちゃいました。吟業とか句会とか初めて知る世界で面白かったです。その中で村上さんが頑張っている様子も。「プレバト」では永世名人二人は別格として、千原ジュニアさんやFUJIWARA藤本さんなど、二番手の強力ライバルも多いですが、村上さんにはずっと頑張って欲しいです。2022/01/10

Tatsuhito Matsuzaki

26
茨城県牛久市出身で、吉本興業所属のフルポン村上さんが、仕事で俳句と出会い、好きになり、句会に参加し、更にハマっていく過程を記録した一冊。巻末には俵万智さん、又吉直樹さんとの対談も掲載。 今やTV番組『プレバト!!』の名人で中学校の教科書に自身の句が載るほどの実力ですが、本人曰く「俳句の事はよく分からないけどなんか良い」と話す。 この「なんか良い」と感じる感性が村上さんの句の真骨頂であり、この本の魅力でもあるのかな?と感じました。2023/01/19

瀧ながれ

25
「プレバト」で俳句の才能を開花させてしまったフルポン村上が、さまざまな句会に参加してゆく記録。クセが強い句会の光景がおもしろくて、ついつい俳句を流し読みしてしまいがちだったけど、鑑賞している言葉もあるので、改めて読み直して唸ったりした。「いいワードが出たらとりあえず全部そっち(プレバト)に取っておきたいんです」なんて本音ももらしつつ、いろんなお題に頭を悩ませる村上氏の姿が味わい深い。巻末の、俵万智と又吉直樹を相手にした対談が読み応えあった。「おわりに」もおもしろくて、この人長文もイケるね。2021/11/23

ほう

25
プレバトが好きで毎回楽しみに見ている。村上さんは、あれよあれよと言う間に上位に上がっていった印象があるが、勉強されたのだと改めて感じた。村上さんらしい柔らかい言葉の遣い方、選び方がいいなぁと思う。 空掴むごと裏返る風の蓮2021/10/03

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