出版社内容情報
ブッダの真実の姿は如何? 神話と伝説に埋もれていたブッダを排し,われわれと同じ有限の生命と身体を持った存在としてブッダをとらえ,その世界史的・文明史的意義を解明。
内容説明
こころを求める人生の旅路は、果てしがない。いま中村元が、やさしく、あじわい深く、ブッダのすべてを語りかける。
目次
第1章 誕生(家系と風土;釈尊の誕生)
第2章 若き日(幼き日々;若き日の苦悩;結婚;出家)
第3章 求道とさとり(釈尊とマガダ国王ビンビサーラ;道を求めて;真理をさとる)
第4章 真理を説く(説法の決意;釈尊の説いたこと;伝道の旅へ)
第5章 最後の旅(釈尊とヴァッジ族の七つの法;終わりなき旅路;最後の説法)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harhy
4
当時のことがわかりやすい。2023/08/05
櫛部晃季
2
久しぶりに中村元さんを読んだかもしれない。はしょり過ぎてたり脇道に逸れたりと慌ただしいけれども、『ゴータマ・ブッダ』を凄く噛み砕いた様な内容で分かり易い。正に入門!2013/04/22
駿ばぱ
2
中村元さんがこんなにわかりやすい本を書いていると思いませんでした。悟りというものが何なのか、ブッダの一生を知る事で些かながらも理解できるような気になりました。彼の教えは、現実の人間をあるがままを見て、それに則ったものであり、人間の理法は固定したものでなく、具体的な生きた人間に即して展開するものだということ。今の我々は全く正反対の生き方をしているんだなぁと気づいた。というところですかな?2012/08/24
dexia001
0
半日かけず読了。既に中村元さんの書籍を数冊読み、ヴァイシャーリーやサールナートなど仏教8大聖地を回った後なので、余計に分かりやすかった。祖母も読みたいというので渡すことに2018/05/19