幻冬舎新書<br> なぜ理系に女性が少ないのか

個数:
電子版価格
¥982
  • 電書あり

幻冬舎新書
なぜ理系に女性が少ないのか

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月15日 13時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344986763
  • NDC分類 404
  • Cコード C0295

出版社内容情報

大学・大学院など高等教育機関における理系分野の女性学生の割合は、OECD諸国で日本が最下位。女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに、なぜ理系を選択しないのか。そこには本人の意志以外の、何かほかの要因が働いているのではないか――緻密なデータ分析から明らかになったのは、「男女平等意識」の低さや「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が「見えない壁」となって、女性の理系選択を阻んでいるという現実だった。日本の男女格差の一側面を浮彫りにして一石を投じる、注目の研究報告。

内容説明

大学・大学院など高等教育機関における理系分野の女性学生の割合は、OECD諸国で日本が最下位。女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに、なぜ理系を選択しないのか。そこには本人の意思以外の、何かほかの要因が働いているのではないか―緻密なデータ分析から明らかになったのは、「男女平等意識」の低さや「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が「見えない壁」となって、女性の理系選択を阻んでいるという現実だった。日本の男女格差の一側面を浮き彫りにして一石を投じる、注目の研究報告。

目次

序章 「理系女性問題」とは何か
第1章 理系女性の割合はOECD内で最下位
第2章 「数学・物理学に求められる能力」のイメージとは
第3章 男女差は生まれながらか環境要因か
第4章 学問分野にはジェンダーイメージがあった
第5章 学問分野から連想されるキーワード
第6章 中学生で物理が嫌いになる?
第7章 ジェンダー平等意識と理系進学の関係
第8章 親のバイアスはどう影響するか
第9章 数学・物理学の男性イメージはどう作られる?
第10章 壁を取り払ってくれるのはどんな情報?
終章 残された謎と課題

著者等紹介

横山広美[ヨコヤマヒロミ]
1975年東京都生まれ。東京理科大学理工学研究科物理学専攻・連携大学院高エネルギー加速器研究機構・博士(理学)。博士号取得後、専門を物理学から科学技術社会論に変更。現在は、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構副機構長・教授。東京大学学際情報学府文化・人間情報学コース大学院兼担。科学ジャーナリスト賞(2007)、科学技術社会論学会柿内賢信記念賞奨励賞(2015)、東京理科大学物理学園賞(2022)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

120
日本は世界的に見て理系女性が少ない国で、OECD加盟国の中で女性の割合は最低です。特に工学・製造・建築領域で16%、自然科学・数学・統計領域で約27%で、OECD平均はそれぞれ26%、52%である。著者は東京大学教授・カブリIPMU副機構長で、日本の女性の理系進学を阻む壁を見つけるためプロジェクトを始めた。その結果、ジェンダーステレオタイプと数学ステレオタイプが浮き彫りになった。特に親の世代の就職を意識した固定観念と数学・物理学は男性が強いという社会風土が大きい。日本は男女ともPISAで優秀な成績である。2023/01/06

たまきら

46
基本的にはデータ分析といった内容です。私情が伝わってくるとしたらやはり日本のジェンダー格差への不満でしょうか。これは、私たち女性には共通認識ですが、より多くの男性に理解してもらうためには彼らの言語で説明する必要があり、このデータ分析ではどのぐらいの男性が理解できるだろうか…と読みながら暗い気持ちになりました。中学の理科クラブで女子一人だった自分に、先生も誰も声をかけてくれなかった。あれから理科への情熱を自分だけに秘めてしまったけれど、あの悲しい体験は未来の女性にさせたくないです。2023/06/21

kitten

18
図書館本。理系の女性が少ないのは、ジェンダーギャップがあるから。まず、男女で能力差がない、という前提に立てない人は、議論に参加できないような。理系の中でも数学、物理は特に少ない。私の昔のイメージだったから、どこに就職するの?って思ってたけど、理系はどこでも就職できるっぽい。東大生が圧倒的に男性が多い日本は、異常だ。女性が勉強できてはいけない、という空気が最大の問題。それは、例えばフィクションの世界でもそうだよね。理数系の強い女子高生ってキャラ、あまりいないと思う。社会が変わっていかなければ。2023/07/02

Mark X Japan

17
現実的には、かなり難しい問題で、フェミニスト的な著者の論調だけで、解決するとは思えません。著者否定の医学部入試女子差別問題の原因や、地球温暖化完全人為説の盲信などの細部の突っ込みどころも満載です。フェミニズム時代の今こそと思っているようですが、そもそも、著者は、#Me Too運動の不都合な真実などを知ってているのでしょうか。学者の机上の空論と紋切り型の調査とその結果だけでは、タイトルの解決にはほど遠いです。人は、見たい現実しかみないことを強く感じた一冊です。俎の上に乗せたタイトルは評価できます。☆:3.52022/12/31

Aby

10
「物理・数学は『女の子』には向かない」と言われて育ったら,そりゃあ「めっちゃ好きー!めっちゃ得意ー!」とは言えない(逆に男の子に向かって「それは『男の子』向きの科目じゃないよ」と言って育てるのも).誰もが好きな勉強ができて,好きな仕事ができるようにならないとダメだ.2023/02/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20422605
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。