幻冬舎新書<br> ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化

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幻冬舎新書
ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981577
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0295

内容説明

今ネットの世界では、グーグル、アマゾンなどに代表される米国ネット企業だけが莫大な収益を上げ、一人勝ちしている。これらの企業は、オバマ政権の後押しも受け、その帝国主義的拡大をさらに押し進めている。一例であるグーグル・ブック検索の問題では、ヨーロッパ各国政府がグーグルの提示した和解案に反対の姿勢を明確に示し、国家の威信をかけた抵抗が始まった。このままでは、いつまでも毅然とした姿勢を示さず政策を間違い続ける日本だけが、カネと文化を搾取されてしまう。国益の観点からネットの危機的状況を初めてあぶり出す。

目次

第1章 ネット上で進む一人勝ち(ネットがもたらしたプラスとマイナス;ネット・バブルの歴史;ネット上のサービスの構造)
第2章 ジャーナリズムと文化の衰退(新聞の崩壊;音楽の崩壊;社会にとってのマイナス)
第3章 ネット上で進む帝国主義(米国の帝国主義を助長するエコシステム;プラットフォームの米国支配の問題点)
第4章 米国の思惑と日本が進むべき道(グーグル・ブック検索;米国の戦略と野望;ネット上のパラダイムシフトの始まり)
第5章 日本は大丈夫か(プラットフォームを巡る競争の激化;ジャーナリズムと文化をどう守るか;日本はどうすべきか)

著者等紹介

岸博幸[キシヒロユキ]
1962年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒。86年、通商産業省(現・経済産業省)入省後、コロンビア大学経営大学院にてMBAを取得。2001年、竹中平蔵大臣(当時)補佐官、04年以降は政務秘書官に就任。同大臣の側近として、構造改革の立案・実行に携わる。98~00年に坂本龍一氏らとともに設立したメディアアーティスト協会(MAA)の事務局長を兼職。06年経産省を退官。現在、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、エイベックス・グループ・ホールディングス取締役、総務省ITC政策タスクフォース委員などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

40
著者は、コンテンツの「作り手」に対して、その見返りが十分に回らず、 プラットフォームレイヤー(Googleとかfacebookとか)のみに、超過利潤がまわることを危惧しています。かといって「既存メディア」が、そのまますなわち、「社会的価値」になるということも述べていません。著者は、「既存メディア」に補助金や法的保護を持ち出すことについては賛成する気は、さらさらなさそうです。本書の問題意識を、かいつまんでいうと、コンテンツの「お代」はどうするのか?ということです。2013/01/24

mitei

36
ネットだけは未だにアメリカの一極支配が続いていることに警告を発しているのは正しいと思うが、何故著者がTPPに賛成しているのかが理解しにくい。アメリカなどでGoogleの無料化に対抗している様子が分かったのも新鮮だった。2012/02/20

Arowana

7
挑発するテクノロジー。米発技術知の最前線に迫る社会批評書3冊目。 (目次) ネットが齎したプラスとマイナス/ネットバブルの歴史/ネット上のサービスの構造/新聞の崩壊/音楽の崩壊/社会にとってのマイナス/米国の帝国主義を助長するエコシステム/プラットフォームの米国支配の問題点/グーグルブック検索/米国の戦略と野望/ネット上のパラダイムシフトの始まり/プラットフォームを巡る競争の激化/ジャーナリズムと文化をどう守るか/日本はどうすべきか/2013/09/28

小野靖貴

4
ネットの功罪。google Yahoo Facebook など米国製コンテンツが世界中のネットワークを席巻している現状を危惧している。ミクロの視点では便利で労働生産性向上してるし良いことづくめだけど…もうちょっとマクロな視座からこの潮流を批判的にみようよ、皆!という内容。流石に元経産省官僚なだけあり、日本経済とITブームの変遷の記述は詳しい。「free!」は本当に良いのか?2014/09/27

ken_ai

4
良書。内容がよくまとまっており理解しやすい。プラットフォームをいかにつくるかはもちろん大事だが、それはミクロの話。2011/06/21

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