内容説明
先端技術や情報が集まらない地方にいながら、なぜいち早くDXを達成できたのか?若き3代目社長が建設業界を変えるべく生み出した驚異の新技術「ホロストラクション」誕生の軌跡。アメーバ経営を導入し、業務システムをフルクラウド化。社内改革を成し遂げてきた建設DXの旗手が、秘密兵器「ホロストラクション」で建設業界の未来を切り拓く!
目次
第1章 気合いだけの営業会議、ずさんな情報管理―デジタル化が進まない建設業界に愕然(バブルが弾け、茨の道を歩み始めた家業;アナログでの管理が当たり前の環境に愕然 ほか)
第2章 まったく見えない「会社の数字」。独自の月次決算の導入がDXの基礎となる(ヒントは稲盛和夫氏の言葉にあり;「アメーバ」という独立採算可能な小集団で全員参加型の経営へ ほか)
第3章 基幹システムのクラウド化へ。DX革命の第一歩は「昨日までの自分たち」との闘い(父が体調を崩し、社長を継ぐことを決意;アメーバ経営を導入したからこそ見えた光明 ほか)
第4章 社員が現場に足を運ぶ手間やリスクを軽減したい―現場のデジタライゼーションこそ、建設業界DX革命が目指す先(日本上陸前のテクノロジーに共感;ホロレンズとMRとは ほか)
第5章 DXはあくまで「目的」ではなく「手段」。ホロストラクションをはじめとしたDX化で建設業務はまだまだ改善できる(3社でホロストラクションのアルファ版トライアル運用を開始;「試作品」であるアルファ版を有償公開に ほか)
著者等紹介
小柳卓蔵[オヤナギタクゾウ]
1981年新潟県生まれ。金融会社に勤務していたが、祖父の代から続き父が経営する小柳建設に2008年に入社し、管理部門、総務・人事部門などを担当。常務、専務を経て2014年6月社長に就任。京セラ創業者である稲盛和夫氏の著書『アメーバ経営』を読み、同氏の主宰する塾に参加、同氏のフィロソフィを会社に浸透させて盤石な基礎を築き、伝統を重んじる建設業界にあって、DXを推進。2016年日本マイクロソフトと共同でMicrosoft HoloLensを活用し、建設業における計画・工事・検査の効率化やアフターメンテナンスのトレーサビリティを可視化する「Holostruction」のプロジェクトをスタートさせた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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