内容説明
こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。…真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ?誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。
著者等紹介
湊かなえ[ミナトカナエ]
1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第二十九回小説推理新人賞を受賞。同作を収録したデビュー作『告白』はベストセラーとなる。12年「望郷、海の星」で第六十五回日本推理作家協会賞(短編部門)、16年『ユートピア』で第二十九回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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