出版社内容情報
民主主義は、戦争と独裁者がお好き。この1冊で〈知の富裕層〉として勝ち残れ!
内容説明
デモでどれほど「民主主義を守れ!」と絶叫しても世の中は変わらない。そもそも知識人すら民主主義が何なのかわかっていないからだ。国民の多くも挙手で多数決する「学級民主主義」しか知らない。そこで「民主主義生みの親」とされるフランス革命から説き起こしてその幻を葬り、さらに2000年遡って古代ギリシアの民主主義の原点に思いを馳せる。一方、日本の飛鳥時代にすでにその萌芽を見て、大正時代に大きく花開いた思想の核心を解説。西洋とは根本的に異なる日本独自の「公」の意識の存在を明らかにし、「戦後GHQが民主主義を教えてくれた」という誤謬を正す。ドイツでヒトラーが登場したのも、日本が大東亜戦争に踏み切ったのもみんな民主主義のせい。戦後71年、日本人がいまだ解っていない秘密の広場「民主主義」の扉がいま開かれる!
目次
アルページュの美味礼讃
フレンチとギロチン
「ドレイの平和」か「危険な自由」か?
お前の死ぬことが国家に役立つのだ
「国民軍」ゆえのナポレオンの強さ
民主主義と共和主義の違い
フランス革命、その残酷と希望
人権宣言は、男権宣言である
エピキュールの美味礼讃
大人が若者を真似る民主主義社会〔ほか〕
著者等紹介
小林よしのり[コバヤシヨシノリ]
漫画家。昭和28(1953)年、福岡県生まれ。昭和51(1976)年、大学在学中に描いたデビュー作『東大一直線』が大ヒット。昭和61(1986)年に始まった「おぼっちゃまくん」が大ブームに。同作品で小学館漫画賞受賞。平成4(1992)年、「ゴーマニズム宣言」の連載スタート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
とくけんちょ
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ヒデミン@もも