出版社内容情報
高校、大学、高専、大検、通信教育、奨学金、専門学校、職業訓練など、村上龍が送る、夢と勇気の進路ガイド。社会の中で生き延びるための対応策の可能性を探る。ワクワクしながら未来を考えるための1冊。
内容説明
高校、大学、高専、大検、通信教育、奨学金、専門学校、職業訓練など。村上龍があなたに送る、夢と勇気の進路ガイド。
目次
進路図
高校(普通・農・水産・商・工・家庭・福祉・情報・総合・看護)
高等専門学校
フリースクール
高等学校卒業認定試験
大学(短大・大学・大学院)
専門学校
職業能力開発校(公的職業訓練施設)
通信教育
資格予備校
奨学金
自衛隊
著者等紹介
村上龍[ムラカミリュウ]
1952年長崎県生まれ。「限りなく透明に近いブルー」で第75回芥川賞を受賞。金融経済を中心に扱ったメールマガジン「Japan Mail Media」の編集長を務める
はまのゆか[ハマノユカ]
1979年大阪府生まれ。大学在学中の99年に『あの金で何が買えたか』でイラストレーターとしてデビュー。2007年に『2007 mamechan calendar』で第36回日本漫画家協会賞・特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひお
15
とりあえず、普通に中高進学するタイプの子にはあまり意味のない感じがするー。不登校や将来が見えない(想像できない)子向けだと思うけどそこそこの読解力ないとちんぷんかんぷんだろーし・・・。対象方向性が微妙にわからない感じ。まー、進路はいろいろあると再認識させられる一冊ではある。ボクにはもう遅いけどw2010/07/08
jjm
10
中2の息子がもう勉強をしたくない、中学卒業をしたら働くというので、社会人になるまでだって勉強が必要、社会人になってからも勉強が必要、お金を稼ぐために勉強が必要ない仕事なんて1つもない、人生死ぬまで勉強ということを伝えたかったが、その内容ずばりが書いてある。親よりあの『69』の村上龍先生が言うんだからと期待したが、要点を読み聞かせたあと、じゃ、部活行ってきます、と。相変わらず響かない。陸上自衛隊高等工科学校、職業能力開発学校という選択肢があることは個人的に収穫だった。2023/07/15
りえ
8
教育の現状や問題点などわかりやすかった。どんな進路でも自分で選択しなければいけなく、その選択肢も詳しく書かれている。最後には最先端の企業人の方々からの、営業と販売についてのエッセイがある。社会のなかで生きのびていくのは大変なことだし、就職したら一日の大半は働いている時間だから、進路は中学生のときからしっかり考えた方がいいと思う。そのためにも、こういう本はありがたいと思う。2015/05/23
ゆにす
7
著者の日本の教育に対する問題提起はとてもよかったです。「営業・販売はどういう仕事か」という各企業に勤める方の特別寄稿もいいと思いました。「高校」のところで、定時制高校、通信制高校について触れていないのが残念です。「高等学校卒業認定試験」のところ、よく書いてあります。でも、この試験合格が高校卒業と同格のように書かれているのは、気になります。高認合格者は、大学や専門学校に進学しなければ、学歴は中卒ですから・・・。2015/10/06
かりん
6
3:だいぶ偏ってるが、世の13歳が触れる進路情報と重ね合わせればちょうど良いのか? 龍さんが張り切って「シェイプアップしながら給料がもらえる」と自衛隊を紹介してる横で、はまのさんの絵の表情恐っっ!(笑) どの方向が有利か、ではなく、どうすればこの社会を一人で生きのびていけるか。悪いところは、探さなくても向こうからやって来る。でも、いいところは、探さないと見つからないことが多い。信者=儲かる。変化対応業。一客再来。2010/05/16