- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
悪性リンパ腫ごん太こそ福島の希望だ―3・11原発が引き裂いた「家族」の奇跡の再会、再出発、そして別れ。
目次
第1章 石沢家の2011年3月11日
第2章 ごん太、いつか必ず迎えにくるからね
第3章 余命1カ月の被災犬、トトロ
第4章 善意のリレー
第5章 ごん太が福島に帰ってきた
第6章 ごん太最期の日々
エピローグ ごん太への手紙
著者等紹介
仲本剛[ナカモトタケシ]
1968年、神奈川県生まれ。『女性自身』「シリーズ人間」取材班記者。福島第一原発の事故直後には、チェルノブイリへ飛び“25年後のフクシマ”の姿を現地取材。また、雑誌ライター業のかたわら写真集も制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーミー
4
2011年福島県浪江町。少し頭のてっぺんがとんがった大型犬ごん太は、飼い主の元で平和に暮らしていた。そんな時、東日本大震災によって福島原発事故が勃発。緊急避難を強いられ、飼い主は泣く泣くごん太を浪江町に置き去りに。ごん太はペットの保護にきたボランティア団体によって保護され、そしてガンがわかり余命宣告がなされた。皆の努力によって死ぬ前に飼い主と会えたごん太。病気の被災犬ごん太は、皆に生きる勇気を与えて逝ってしまう。人ばかりではなく、ペットの運命まで変えてしまった震災の恐怖を改めて思い知る作品。ごん太に合掌。2021/07/30
四萌山華輝
2
ん〜!‥福島第1原発危機が起こってても、犬達は?猫と違って…御主人様を拉致した?のか?、又は強盗?なのかと言う無用の警戒心(一部の犬種及び個性体を除く)を抱いて…ねぇ〜、そんな中でもゴン太は?…偉い!と想(おも)いました。さらに犬達は、猫と違って救済を素直に受け容(い)れ無い!からね?…。皮肉にも、これが猫の増殖を招く上に、殺処分及び、飼い主等への負担を招くだけに?…ねぇ〜?…避難時の共同利用も、大事ですが、アニマルアナフィラキシー(動物アレルギー)を持ってる人や、新潟の施設にも限界が有る!ので、犬達にも2017/01/28
書の旅人
2
里奈ちゃんとごん太のくだりでは、やはり我が家族だった犬と、まだ幼かった娘のことを思い出す。娘が一人歩きするようになった頃、実家に行くと、ゆっくりと近づいてくる。力加減がわからないので、ギュッと抱き締めたりしても、まったく吠えることもなければ、嫌がることもなかった。あいつなりに娘を理解してくれていたんだなぁ。それほど受け入れてくれる犬を、何故人は理解してやれないのか…。2016/02/14
Miss.W.Shadow
1
女性自身っていいこともしてるんだなぁ(笑)レトリーバー系はやはり子供に優しいんですね。2013/04/10
ゆきんこ
1
福島県双葉郡浪江町の『宝来軒』の石沢家で家族として飼われていた2003年生まれのゴールデンレトリバー系の大型犬雑種、とんがりあたまのゴン太。 2011.3.11の東日本大震災により、もうそこには家族は住めなくなり、ごん太はやむを得ず置いていかれた。 2012.4.15宮城県石巻市から動物救護ボランティアの玉田さんにより救い出されたごん太は、リンパ腫に冒されていて余命1ヶ月の宣告を受けた。 その後、ごん太は点々と場所を変え、静岡県伊東市で保護されていた。ごん太の記事が「女性自身」に載り、ブログや張り紙で石沢2012/11/18