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内容説明
「目立ちたくない」「買ってるときは、楽しいの」「悪いのは、あたしじゃないのに」―。うつ病・不安神経症・過食・拒食・依存症など、ふとしたことから、心の病いにかかった「普通の人々」を描き、著者が自身の体験をもって、励まし語りかけるコミック・エッセイ。「決して自分だけじゃないんだ」と、読んで心がふーっと軽くなる本。
目次
目立ちたくない―容姿のコンプレックスから拒食・過食に走ったF子の場合。
職場のみんなに嫌われているの―永遠の優等生ゆえに、仕事仲間と溶け込めず心身症になったK子の場合。
おかあさん、どうしよう―母のいうとおりに生き、結婚したら不能になったA男の場合。
みんな私のほうを見て!―過度のジコチュー女で、ヒステリー症状を起こしたL子の場合。
本当の自分はなあに?―男らしく、と厳しいしつけの果てにゲイの世界に入ったE男の場合。
好きだから…お金をあげる―大金を注ぎこむことを唯一の愛情表現と思い、カード破産に陥ったB男の場合。
買ってるときは、楽しいの―夫の浮気に対する腹いせから、狂気の買い物依存症になったC子の場合。
あの感じが、忘れられない―寂しさから見境のないパチンコ通いでサラ金地獄にはまったH子の場合。
ぼくは人間が嫌いだ―人と関わりたくないと出社拒否し、ことごとく会社を首になるD男の場合。
本当はあたし、特別な人間なんだもん―自分は世界の大スターになると信じて疑わず、情緒不安定が続くI子の場合。〔ほか〕
著者等紹介
藤臣柊子[フジオミシュウコ]
1962年東京生まれ。’82年に「別冊フレンド」より漫画家デビュー。エッセイストとしても活躍中。美容・遊び・冒険から心の病いまで、自身の体験をベースにした独自の語り口が多くの読者の共感と安堵を呼ぶ
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