出版社内容情報
今巻から新シリーズに。水城聡四郎が、今度は遠国奉行を命じられ、あらたな敵が――。上田秀人シリーズとしては異例の二巻完結予定。
内容説明
将軍徳川吉宗と「大奥で忘れられた姫」竹姫との恋は成就せず、吉宗の大奥改革もとりあえず一幕が終わった。竹姫付き御広敷用人の任を解かれて寄合となり、静かな毎日を取り戻した旗本・水城聡四郎に、またも将軍吉宗から声がかかる。今回の命は「道中奉行副役」。「世の中を見てこい」という吉宗の命に、まずは東海道へ。かつてない剣戟満載!待望のシリーズ開始。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。’97年、桃園書房主催第20回小説CLUB新人賞佳作。2010年、『孤闘―立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞受賞。2014年版「この時代小説がすごい!」文庫書き下ろし部門作家ランキング第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
154
水城聡四郎新シリーズの幕開けです。此度は巡検譚・・吉宗に良いように使われる道中奉行副役という、なんだかなぁの立場でござる。家でも紅に頭が上がらないのは相変わらずだが(笑)愚直で不器用な男・聡四郎がやっぱり気になるのです。このシリーズどこまで行くのか不透明だが、いろんな邪魔が入るのは必定、まずは三か月無事に帰って来い。と願うところですね。猪太と傘助が加わりちょっと楽しみも増えた。とりあえず次も読むとしよう。2018/02/19
とし
92
聡四郎巡検譚 「旅発」1巻。勘定吟味役異聞、御広敷用人大奥記録の水城聡四朗シリーズものなんですね、当初戸惑いながら読み始めるも面白く引き込まれました。共の大宮玄馬も存在も大きいですね。 2019/08/05
ジュール リブレ
29
本シリーズは、大奥から抜け出ての股旅ものらしい。相変わらず、お約束の展開ではあるものの、旅の風物詩を交えて楽しいストーリーを期待したい。2018/02/04
Atsushi Kobayashi
19
たぶん上田さんのライフワークのキャラクタである水城の新シリーズ。今度はかなり純粋に新規系?なんといっても道中奉行副役という役職を作ってしまった。。 とはいえ、面白さも展開も上田さん的にはふつう。可もなく不可もなく、でしょうか。2018/01/12
Koning
18
新シリーズらしいので買ったんだけど、続編なの?