光文社新書<br> 教育大国シンガポール―日本は何を学べるか

個数:
電子版価格
¥924
  • 電書あり

光文社新書
教育大国シンガポール―日本は何を学べるか

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年06月02日 14時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334046453
  • NDC分類 372.239
  • Cコード C0236

内容説明

国を挙げて教育政策に力を注ぎ、国際学力テストではつねに上位にランクイン。諸外国からの教育移住の多い国としても知られるシンガポール。5世帯の1世帯が外国人の住み込みメイドを雇っており、共働きしやすい国というイメージもある。今や日本が見習う国のように見えるが、はたしてすべてがうまくいっているのか。夫の赴任に伴い、5年間を現地で暮らした教育社会学の研究者・ジャーナリストである著者が、取材やインタビュー調査などを通じて、シンガポールの教育システムの実態を報告。激しい教育競争、習い事競争、教育熱と、母親たちの葛藤・試行錯誤を追う。日本の近未来ともいえるシンガポールを通し、日本のミドルクラスの共働き家庭がぶつかるであろう課題や教育の今後を考える。

目次

第1章 教育優等生のシンガポール?(教育を止めないシンガポール;迅速なオンライン対応 ほか)
第2章 もう1つの教育競争―グレート化する習い事(教育に実用性を求めてきたシンガポール;学力以外をめぐる競争 ほか)
第3章 「教育役割」の罠(シンガポールの「ワーク・教育・バランス」は?;「家事外注大国」の両立問題 ほか)
第4章 「教育と仕事の両立」とジェンダー平等(家庭での役割と、経済のための女性活用による二重役割;女性のほうが家事をしている時間が長い ほか)

著者等紹介

中野円佳[ナカノマドカ]
1984年東京都生まれ。東京大学教育学部を卒業後、日本経済新聞社に入社。大企業の財務や経営、厚生労働政策などを取材。育休中に立命館大学大学院先端総合学術研究科入学。同研究科に提出の修士論文を基に2014年『「育休世代」のジレンマ―女性活用はなぜ失敗するのか?』(光文社新書)を出版。’15年よりフリージャーナリスト、東京大学大学院教育学研究科博士課程在籍。’22年より東京大学男女共同参画室特任研究員。キッズライン報道でPEPジャーナリズム大賞2021特別賞、第2回調査報道大賞デジタル部門優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リットン

11
隣の芝は青いというか、日本と似たような問題はあるし、そんなに大差なさそうな気がしたなぁ。自分はこんな試験勉強まみれの教育が重要だとは思わないけど、みんなやってるから、、みたいな本書でのインタビューであった言葉は印象的だった。結局、誰も受験戦争を良いものとは思わないけど、あとで損をしないためにみんながやってるからやる状態は奇妙だけど、自分がその立場になったら、、と思うと難しいだろうなぁ。この本の内容も自分に子供がいたりすると感じ方は変わったりするだろうなぁ。2023/02/19

はぎはぎ

8
シンガポールで滞在していた経験を持つ著者が、その時に多数の人にインタビューやアンケートを行って得た情報をもとに書かれた本。シンガポールの教育制度についての言及もあるものの、主眼はシンガポールの親や子どもがどのような意識をもち、どこに問題を感じているかというところ。タイトルにもあるが、これを日本の教育のあり方と比較して、日本の問題点をあぶりだそうとする。新書ということもあってか、アカデミックな厳密さはあまりないが、生で取ってきた情報に触れられるのが最も興味深いところだろう。2023/08/31

coldsurgeon

8
シンガポールという国が持っているイメージは、表面的には本書の通りだと納得しながら、教育面での実情をすると、少子感対策を進める日本の近未来の一選択肢を観ることになるかもしれない。親たちがハードモードの共働きであると、反動として子供は専業主婦志向になる可能性にあるという。母となり、自らの仕事を続けようとすれば、子供の成功と母親の成功を等しく叶えるためには、子供は一人が望ましいことが、現実的な正解となる。女性の社会での働き方改革と少子化の改善を目指すのであれば、社会システムの大きな見直しと、親たちの意識改革か。2023/02/14

nnnともろー

5
教育熱の盛んなシンガポール。日本との共通点が多い。女性の負担。共働きからの専業主婦願望。新自由主義と家族主義が重なることの危険性。2023/06/26

luckyair

3
シンガポールに持ってって、街の様子とか子どもの様子とか眺めながら読んだ1冊。この本の内容を頭に入れたからこそ、見える風景違ったかも。NUS(シンガポール大学)は最新のランキングではアジア初の世界8位。ちなみに東大は28位でその他の日本の大学も今年順位を下げている。だからシンガポールの教育は優れていると思っていたが、必ずしもいいとは言えないというのが読後感。熾烈な競争、学力だけでない「新しい能力」のあまりの合理性と明確性。確かに行って思った人々の実用主義?効率の良さ?は教育にあるのかも。★★★☆2023/08/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20573502
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品