光文社新書<br> 育児は仕事の役に立つ―「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ

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光文社新書
育児は仕事の役に立つ―「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 258p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334039776
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0236

出版社内容情報



中原淳[ナカハラ ジュン]

浜屋祐子[ハマヤ ユウコ]

内容説明

残業大国ニッポンの働き方は、「共働き世帯」が変えていく。家庭→仕事→子育てがうまく回るようになるノウハウも満載!子育て世代へのエール。

目次

第1章 「専業主婦」は少数派になる!?
第2章 「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ
第3章 チーム育児でリーダーシップを身につける
第4章 ママが管理職になると「いいこと」もある
第5章 なぜママは「助けてほしい」と言えないのか
第6章 日本の働き方は、共働き世帯が変えていく

著者等紹介

浜屋祐子[ハマヤユウコ]
国際基督教大学教養学部卒業後、企業勤務を経て、東京大学大学院修士課程修了(学際情報学)。現在は経営教育事業に携わる

中原淳[ナカハラジュン]
東京大学大学総合教育研究センター准教授。1975年北海道生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

39
これはいい。◇自分が感じてきた「子育てはマネジメント力を上げる」という実感値を実証してくれる研究。そうか、子育てそのものより、夫婦間調整や地域リソース獲得といった要素がキーだったのか、と目からウロコ。◇次の問題は、そうやって上昇したワーママ・ワーパパのマネジメント力や長期視点を、どうすれば企業が活かせるか。自分のメンバーにもワーママは多かったが、自分も彼女ら自身も、それを直接自分の業務には活かせても、部署内、さらにはその先へ展開する言葉は持たなかった。社会人大学院生だったという浜屋氏のこの先の展開に期待。2017/06/25

kum

30
葛藤を抱えつつもこのタイトルを「そうであるはずだ」と無理矢理にでも信じてやってきた時期はもう過ぎ去ったものの、当時こんな本を書いてくれる人がいたら自分も励まされたに違いないという思いで手に取ってみた。子育て世代へのエールの前提としてあるのは「仕事人生の長期化」という時代の変化。働く期間が長くなったからこそ、がむしゃらに走り続けることは難しい。「ずっと働き続けなければいけない」とか「一度辞めたら終わり」なのではなく、給水しながら何度でもリセットのきく社会であるべきだという言葉にとても共感した。2022/02/19

katoyann

20
育児を仕事における「マネジメント能力」の向上に役立つものと捉え直し、仕事と育児の両立を図る上での課題を検討し合った対談本である。 雑駁にまとめると、長時間労働と性別役割分業意識のために、男性が育児に携わらず、女性に育児の負担がかかる状況に変化がない。そのために女性は就労継続や昇進を諦めるという状況が続く。状況を改善するには、長時間労働の規制、例えば時間外労働の割増賃金の引き上げ。25%は世界的にみても低い。50%まで引き上げれば、企業も時間を守るようになるという。企業側の意識改善が必要だと思った。2021/05/16

Miyoshi Hirotaka

20
わが家は専業主婦が三代続いた。男は海軍、石油会社、総合商社という転勤前提の勤務先だったからだ。私の時代に施行された均等法により、社会は女性を働かせる方向に舵を切ったが、男に伍する「名誉男性」に高評価が集中。彼女らの私生活の代償は大きかった。マスコミは男女の対立軸を煽り、リスクやコストの高い働き方に女性を誘導した。ところが、そこは幸せはなかった。どんな家庭でも三、四世代前は、育児は夫婦や地域で分担するものだった。マラソン化する職業人生に必要なのは、「おせっかい」。それは、手伝いを必要としている人に気付く力。2018/04/22

MOCCO

17
働く母には大いに励みになる一冊だが、専門的で、やや読みづらいのが残念。同じ内容を、ぜひ一般母向けにも書いて欲しい!「思うように仕事ができずに後ろめたい気持ちでいる子育て世代にエールを送りたいという気持ち」は、しっかり伝わりました!私は、ようやく弁理士になったと思ったと同時に子育てが始まり、ずって後ろめたい道を歩いていますが、この道の良いトコロを眺められました☺️2017/06/13

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