光文社新書<br> 迫りくる「息子介護」の時代―28人の現場から

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光文社新書
迫りくる「息子介護」の時代―28人の現場から

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  • サイズ 新書判/ページ数 318p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037857
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0236

内容説明

気鋭の社会心理学者が介護からあぶり出す「男という困難」介護なんてオレには「他人事」…そう思っていませんか!?

目次

第1章 息子介護の「いま」―統計から見える傾向と、それだけではわからない経験
第2章 親の介護と、「妻」との関係―嫁のいる息子が介護者になるとき(「夫が看れば、妻は楽」―とは限らない;介護する息子と、その「夫婦のカタチ」)
第3章 「きょうだいではなく、なぜ自分が…」―介護責任をめぐる論理と応酬(男きょうだい:息子介護者にならなかった息子たち;女きょうだい:嫁いだ姉妹との関わり方 ほか)
第4章 「息子の看方」とその見方―オトコであることの困難と希望(オトコの家事の、オトコの見方;母を介護する男ゴコロ ほか)
第5章 家族外のネットワーク―家の外で息子が「介護者をする」こと(息子介護者と「職場の人びと」;親の介護と友人関係 ほか)

著者等紹介

平山亮[ヒラヤマリョウ]
1979年神奈川県生まれ。東京大学文学部、同大学大学院人文社会研究科修士課程を経て、オレゴン州立大学大学院博士課程修了。専門は社会老年学、社会心理学。東京都健康長寿医療センター研究所にて長寿科学振興財団リサーチレジデント(認知症対策総合研究推進事業)を務めたあと、現在、同研究所で日本学術振興会特別研究員として研究中

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年富山県生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。立命館大学特別招聘教授。NPO法人WAN理事長。女性学、ジェンダー研究、介護研究で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワダマコト

34
他人には言いづらいことだけに、他の介護者たちがどのようなスタイルでがんばっているのかを知ることは、クローズドな介護事情において、かなり重要な意義がある。2014/05/08

壱萬弐仟縁

26
表紙見返しによると、息子介護とは、 息子が親の介護をすること。 特に認知症になると逃れられないな。 困ったことだ。 男性介護研究の先行者は津止正敏先生(33頁)。 後日調べてみたい。 クレア・アンガーソンによると、距離の近さは、 介護しない女性の罪悪感を増幅するという(44頁)。 嫁の務めですもの、とは、 亡くなった祖母の台詞。 嫁/姑問題は根深いが、 嫁の立場も大変だ。 介護は突然やってくる(122頁)。 心構えとか、そういうのは行政の政策、制度も 必要なのではないか?  2014/05/16

ちえ

25
仕事柄、漠然と感じていたことが書かれていて、そのあと、著者の本は出版されると読んでいる。そのきっかけになった本。2017/03/29

のの

23
「息子介護」について考える前に、ケアワークにまつわるジェンダーの問題に引っかかりまくりでした…。上野先生の解説がなかったら、この本の位置づけに悩んでしまっていたかも。2015/02/14

柊子

18
実母が「要支援2」だが、兄夫婦と同居しているので、一通りのことはやってもらえる。が、やはり行き届かないことは多く、たびたび母が不満をもらす。それを兄夫婦にどこまで伝えたらよいか、いつも悩んでしまう。娘の私も姑と同居している身。この先、実母のことも姑のことも、どうなるのか予測もつかない。巻末の上野千鶴子さんの解説がとても分かりやすかった。本文よりもずっと・・・・2014/11/06

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