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光文社新書
観光アート

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035914
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C0271

内容説明

今日、現代アートを見るための、これまでにないまったく新しい観光客の動きが日本各地で起き始めている。また、現代アートを中心に据えたプロジェクトやイベントが日本中で活発に進行している。こうした新しい動きが日本の地方を中心に胎動しているのはなぜか―。本書は、アート、とりわけ現代アートの魅力、観光とアートとの関係、直島、青森、金沢に見られる現代アートによる地域活性の成功例、アートプロジェクトの新潮流などを概観しながら、ちょっとしたポイントを押さえた細やかな情報とともに、これまでにない鑑賞の仕方やアートの効用を提示する。「一度は訪ねてみたい美術館100」ガイド付きのお得で役に立つ一冊。

目次

第1章 観光と現代アート
第2章 現代アートの新名所
第3章 アートプロジェクトの新潮流
第4章 一度は訪ねてみたい美術館100(北海道・東北;関東;甲信越・北陸;東海;関西;山陰・山陽;四国;九州・沖縄)
ニューオープンの世界の美術館と建築家一覧

著者等紹介

山口裕美[ヤマグチユミ]
アートプロデューサー。1996年からso ̄netにて会員向けコンテンツ「Tokyo Trash」を主宰。アーティスト支援NPO法人「芸術振興市民の会」(CLA)理事。「eAT金沢99」総合プロデューサー。玉川大学非常勤講師。女子美術大学非常勤講師。日本人アーティストを海外に紹介する「MUSUBIプロジェクト」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

13
現代アートと地域起こしの事例を紹介。現代アートのハコモノや、場所(名所)、イベントを戦略的に作り出すことは、既に欧米では進んでゐるといふ。著者もさういつたまち起こしを歓迎する立場だが、さうした観光アートの方向性といふものが、一時の、ないしは一部の人びとだけのお祭りになつてしまはないかとも感じる。ハコモノもイベントも維持していくたいへんさがある。著者の紹介してゐることの興味深さとは別に、地域社会にとつて持続可能なアートとの関係とはだういふものかといふことも、考へさせられる。2018/12/10

おおかみ

11
現代アートを活用した観光振興、まちおこしがテーマ。それほど濃密な本ではないが、直島や青森、金沢といった有名なものから、水都大阪、瀬戸内国際芸術祭などの直近のものまで、興味深い事例が多く紹介されている。第4章「一度は訪ねてみたい美術館100」は一見シンプルなガイドなのだが、よく行くのにコレクションを知らなかった美術館もあって、それなりに有用だった。2010/11/18

花野

2
現代アートを使って地方を活性化するという動きはうれしい。海外からの観光客を国内に呼び、日本文化を伝えようとする動きはいいが、最近社会全体が海外の人を呼び寄せるばかりに目がいきすぎている気がしてならない。本書には魅力ある地方の美術館、現代アートの解説がされてあり、面白かった。色んな美術館に行ってみたい。2014/12/29

チエコ

2
日本の美術館の問題点など。青森県立美術館に行きたい。2014/11/21

iqo720

2
本書全体から筆者の現代美術への愛が伝わってくる。 この人は本当に好きなんだな。 アートで街づくりが何かと話題であるが、 成功事例を取り上げての解説がコンパクトにまとめられている。 街づくりに興味がある人、現代美術好きな人は是非とも読むべき本。 ボリューム満点の美術館選も読みごたえ抜群。 主観的に解説されており、ありきたりな解説とは違う。 気持ちが伝わる解説であり、どれも行きたくなってくる。 2011/07/10

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