講義アメリカ文学史〈第3巻〉―東京大学文学部英文科講義録

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  • サイズ A5判/ページ数 476p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327472153
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C3098

内容説明

古典から現代まで、主要作家を重点的に扱う。索引も充実。引用が多く、詩文選としても読める。第III巻は、現代(20世紀以降)。

目次

アメリカ文学史―現代―伝統と夢―アメリカ文学の「ロマンス性」をめぐって
マーク・トウェインの伝統―「すべての現代アメリカ文学はHuckleberry Finnというマーク・トウェインの1冊の本に由来する」(Ernest Hemingway,Green Hills of Africa)
ヘンリー・ジェイムズの文学遺産―「モダニズム」の父にして、重要な実験小説家
小説の奇妙な死をめぐって―小説の可能性はすべて枯渇したのだろうか?
ノーマン・メイラー―現代アメリカの管理社会に逆らって、生の高揚した一瞬にすべてを賭ける実存主義者
ラルフ・エリソン―黒人だけでなく、すべて人間は「見えない人間」ではないだろうか?
ニュー・クリティシズム―「新」批評が「旧」批評となる日がくるだろうか?
カーソン・マッカラーズ―思春期の読者に訴える南部の孤独な若者の愛の挫折の物語
トルーマン・カポーティ―南部の閉ざされた倒錯の世界に落ち込んでいった孤独な少年の物語
フラナリー・オコナー―神なき時代に顕現を通して宗教的な救いを求める南部の女性作家〔ほか〕

著者等紹介

渡辺利雄[ワタナベトシオ]
1935年(昭和10年)台湾新竹市生まれ。1954年、新潟県両津高校卒。1958年、東京大学文学部英文科卒。1961年、同大学同大学院修士課程修了。1962年から64年まで、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。東京大学文学部教授、日本女子大学文学部教授・文学部長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。専門はアメリカ文学(特に、マーク・トウェイン、ヘンリー・ジェイムズなどのリアリズム文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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