英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史

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英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史

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  • サイズ A5判/ページ数 193p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327401689
  • NDC分類 830.2
  • Cコード C3082

出版社内容情報

★疑問を解き明かしながら学ぶ、英語の歴史
英語にまつわる素朴な疑問に答える形で、英語の歴史をひもといていく、これまでになかった英語史の入門書。「なぜnameは『ナメ』ではなく『ネイム』と発音されるのか?」「なぜ -ly をつけると副詞になるのか?」「アメリカ英語はイギリス英語よりも『新しい』のか?」といった疑問をきっかけに、英語史の基礎知識を学んでいくことができる。英語という言語について深く学んでいくために最適な1冊。

はじめに

1 いかにして英語は現在の姿になったのか――英語史入門
 1.1 英語史の時代区分
 1.2 資料と媒体
 1.3 音声と綴字の変化
 1.4 文法の変化
 1.5 語彙の変化
 1.6 英語の多様性

2 発音と綴字に関する素朴な疑問
 2.1 なぜ*a appleではなくan appleなのか?――2種類の不定冠詞
 2.2 なぜ名詞はr?cordなのに動詞はrec?rdなのか?――「名前動後」のアクセント・パターン
 2.3 なぜoftenのtを発音する人がいるのか?――発音と綴字の関係
 2.4 なぜfiveに対してfifthなのか?――古英語の発音規則
 2.5 なぜnameは「ナメ」ではなく「ネイム」と発音されるのか?――音変化とマジックe
 2.6 なぜdebt, doubtには発音しない〈b〉があるのか?――ルネサンス期の見栄

3 語形に関する素朴な疑問
 3.1 なぜ3単現にsを付けるのか?――屈折の歴史的性格
 3.2 なぜ*foots, *childsではなくfeet, childrenなのか?――規則と不規則(1)
 3.3 sometimes の s 語尾は何を表すのか?――古英語の格の痕跡
 3.4 なぜ不規則動詞があるのか?――規則と不規則(2)
 3.5 なぜ-lyを付けると副詞になるのか?――形容詞と副詞の関係

4 統語に関する素朴な疑問
 4.1 なぜ未来を表すのにwillを用いるのか?――未来時制の発達
 4.2 なぜ If I were a birdとなるのか?――仮定法の衰退と残存
 4.3 なぜ英語には主語が必要なのか?――語順の固定化(1)
 4.4 なぜ*I you loveではなくI love youなのか?――語順の固定化(2)
 4.5 なぜMay the Queen live long!はこの語順なのか?――祈願のmayの発達

5 語彙と意味に関する素朴な疑問
 5.1 なぜHelp me!とは叫ぶがAid me!とは叫ばないのか?――英語語彙の階層性(1)
 5.2 なぜAssist me!とはなおさら叫ばないのか?――英語語彙の階層性(2)
 5.3 なぜ1つの単語に様々な意味があるのか?――同音異義と多義
 5.4 なぜ単語の意味が昔と今で違うのか?――単語の意味変化の日常性
 5.5 英語の新語はどのように作られるのか?――混成語の流行

6 方言と社会に関する素朴な疑問
 6.1 なぜアメリカ英語ではrをそり舌で発音するのか?――rの発音と移民史
 6.2 アメリカ英語はイギリス英語よりも「新しい」のか?――colonial lagの虚実
 6.3 なぜ黒人英語は標準英語と異なっているのか?――英語変種と偏見
 6.4 なぜ船・国名をsheで受けるのか?――英語におけるジェンダー問題(1)
 6.5 なぜ単数のtheyが使われるようになってきたのか?――英語におけるジェンダー問題(2)

付録
 英語史略年表
 読書案内

おわりに――なぜ英語史を学ぶのか?

参考文献
索引

堀田 隆一[ホッタ リュウイチ]
慶應大学文学部教授(英米文学専攻)。英国グラスゴー大学英語学研究科博士課程修了(Ph.D.取得)。専門は英語史、歴史言語学。 日本英文学会第25回新人賞佳作受賞(2002年)、日本中世英語英文学会松浪奨励賞佳作受賞(2010年)、近代英語協会優秀学術奨励賞受賞(2013年)。著書に、『英語史で解きほぐす英語の誤解』(中央大学出版部、2011年)などがある。「hellog?英語史ブログ」(http://user.keio.ac.jp/‾rhotta/hellog/)を日々更新中。

内容説明

なぜnameは「ナメ」ではなく「ネイム」と発音されるのか?なぜ‐lyをつけると副詞になるのか?なぜIf I were a birdとなるのか?なぜHelp me!とは叫ぶがAid me!とは叫ばないのか?なぜアメリカ英語ではrをそり舌で発音するのか?「なぜ?」を解き明かしながら、英語の歴史を学ぶ。

目次

1 いかにして英語は現在の姿になったのか?―英語史入門
2 発音と綴字に関する素朴な疑問
3 語形に関する素朴な疑問
4 統語に関する素朴な疑問
5 語彙と意味に関する素朴な疑問
6 方言と社会に関する素朴な疑問

著者等紹介

堀田隆一[ホッタリュウイチ]
慶應大学文学部教授(英米文学専攻)。英国グラスゴー大学英語学研究科博士課程修了(Ph.D.取得)。専門は英語史、歴史言語学。日本英文学会第25回新人賞佳作受賞(2002年)、日本中世英語英文学会松浪奨励賞佳作受賞(2010年)、近代英語協会優秀学術奨励賞受賞(2013年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

66
ゆる言語学ラジオの紹介からこの本を。難しい内容もあるが英語史の観点から英語の変化過程が分かって面白い。2023/05/21

南北

48
英語を学んでいるとさまざまな疑問が出てくる。たとえば、なぜdoubtやdebtの"b"は発音しないのかなどがある。疑問にふたをしておくこともできるが、英語史を勉強することで解決できる疑問もある。shipを代名詞のsheでうけることがあるのはshipがかつて女性名詞だった名残だと思っていたら、古英語では中性名詞だったなど興味深い話が出てくる。ゆる言語学ラジオで紹介されていたので読んでみたが、読み応えのある英語史の入門書と言えそうだ。2022/05/22

サアベドラ

29
例外や不規則に見える現代英語のルールを英語史の知識を使って謎解きする本。著者は慶大教授で英語ブロガー。3単現の-sはなぜあるのかとか、不規則動詞はなんで不規則なのかとかそこらへん。英語史や印欧語学を勉強したことのある人にとっては割と常識的な内容で、かなりわかりやすく書いてあると思ったが、本感想欄を眺めると案外難しかったという意見が多いみたい。歴史言語学は突っ込みすぎるとマニアックになる嫌いがあるが、触り程度なら英語学習にとても役立つので、英語が好きならこの著者や立教の唐澤一友の本を読んでみるといいです。2018/07/28

aisu

12
可愛いタイトルから、中学生でも読める内容かと思ったら、大学で英語史を学ぶ教科書で、私には難解でした。何故appleにはaでなくanなのか?→共時的な説明と通時的な説明があります…とかね。歴史の部分は面白かったです。2017/04/27

たか

10
goの過去形はなぜgoedじゃないのかとか一般人にもわかりやすいテーマを取り上げています。2017/12/13

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