認知・機能言語学―言語構造への10のアプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 409p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327401603
  • NDC分類 801
  • Cコード C3080

出版社内容情報

ラネカー、ゴールドバーグをはじめとする認知・機能言語学の代表的なアプローチを概観する10篇の論文集。日本で本格的な紹介がなかったギヴォン、クロフト、チェイフ、ホッパー、ヴィエジュビツカ、ヴァン・ヴァリンも収録。

認知・機能言語学の代表的アプローチの見取り図

 ラネカー、ゴールドバーグ、ヴィエルジュビツカなど新しい言語科学の世界を果敢に切り開いてきた学者たちの代表的な論文10篇を集めた論文集。日本で本格的な紹介がなかったギヴォン、クロフト、チェイフ、ホッパー、ヴァン=ヴェイリンも収録。発達心理学、言語習得の分野で多大の業績をあげているトマセロが「マイベストCD」の感覚で編集したというオールスター論文集。各論文の冒頭に日本語版オリジナルの解題を付す。英語学、日本語学を問わず言語学関係者必読!

序 章 認知・機能的視点から言語構造を見る (マイケル・トマセロ)
第1章 概念化・記号化・文法 (ロナルド・W・ラネカー)
第2章 文法への機能主義的アプローチ (タルミー・ギヴォン)
第3章 事象構造と言語構造 (ウィリアム・クロフト)
第4章 言語と思考の流れ (ウォレス・チェイフ)
第5章 言語普遍的・類型論的観点から見た英語使役構文の意味論 (アンナ・ヴィエルジュビツカ)
第6章 創発的文法 (ポール・J・ホッパー)
第7章 プロトタイプ・カテゴリーとしての統語構文 (ジョン・R・テイラー)
第8章 言語のパタンに見る経験のパタン (アデル・E・ゴールドバーグ)
第9章 WH 疑問文の習得と言語習得の仕組み (ロバート・D・ヴァン=ヴェイリン,Jr.)
第10章 メンタル・スペース,言語モダリティ,概念構造 (ジル・フォコニエ)

訳者解題 認知・機能言語学――その多元性を共通テーマ
索引(人名索引・事項索引)

【著者紹介】
マイケル・トマセロ (Michael Tomasello)  1980年に博士学位(実験心理学)取得。エモリー大学で長らく研究にたずさわり、1998年以降はドイツに拠点を移して新設されたマックス・プランク進化人類学研究所の発達・比較心理学部門ダイレクターとして現在に至っている。日本でも、The Cultural Origins of Human Cognition (1999, 『心とことばの起源を探る』勁草書房[2006]), Constructing a Language: A Usage-Based Theory of Language Acquisition (2003,『ことばをつくる』慶應義塾大学出版会[2008])が翻訳・紹介されている。

大堀壽夫 (おおほり としお)  東京都出身。カリフォルニア大学バークレー校大学院博士課程修了(Ph. D. 1992)。現在東京大学大学院総合文化研究科准教授。著書:『認知言語学』(東京大学出版会,2002)。論文:“What linguistic diversity tells about the human mind: universal semantics from the bottom up”(Y. Matsumoto et al. (eds.) Diversity in Language: Perspectives &Implications. Stanford: CSLI, 2007) など。

秋田喜美 (あきた きみ)  愛知県出身。神戸大学大学院博士課程修了。博士(学術,2009)。現在日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)。論文:“An embodied semantic analysis of psychological mimetics in Japanese” (Linguistics 48, 2010), “Toward a frame-semantic de..nition of sound-symbolic words: a collocational analysis of Japanese mimetics”(Cognitive Linguistics>, 近刊)など。

古賀裕章 (こが ひろあき)  愛知県出身。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術,2010)。現在慶應義塾大学専任講師。論文:The Inverse and Related Voice Constructions in Japanese: From a Typological Perspective (東京大学大学院博士学位論文,2010)。論文:「てくる」のヴォイスに関連する機能」(森雄一,西村義樹,山田進,米山三明(編)『ことばのダイナミズム』.東京: くろしお出版,2008)など。

山泉 実 (やまいずみ みのる)  東京都出身。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術,2010)。現在東京外国語大学ほか非常勤講師。論文:「節による非飽和名詞(句)のパラメータの補充」(東京大学大学院博士学位論文,2010)。論文:“Left-dislocation in Japanese and information structure theory”(NINJAL Research Papers 1, 2011)など。

内容説明

認知・機能言語学の代表的アプローチの見取り図。ラネカー、ゴールドバーグ、ヴィエルジュビツカなど新しい言語科学の世界を果敢に切り開いてきた学者たちの代表的な論文10篇を集めた論文集。日本で本格的な紹介がなかったギヴォン、クロフト、チェイフ、ホッパー、ヴァン=ヴェイリンも収録。発達心理学、言語習得の分野で多大の業績をあげているトマセロが「マイベストCD」の感覚が編集したというオールスター論文集。各論文の冒頭に日本語版オリジナルの解題を付す。英語学、日本語学を問わず言語学関係者必読。

目次

序章 認知・機能的視点から言語構造を見る
第1章 概念化・記号化・文法
第2章 文法への機能主義的アプローチ
第3章 事象構造と言語構造
第4章 言語と思考の流れ
第5章 言語普遍的・類型論的観点から見た英語使役構文の意味論
第6章 創発的文法
第7章 プロトタイプ・カテゴリーとしての統語構文
第8章 言語のパタンに見る経験のパタン
第9章 WH疑問文の習得と言語習得の仕組み
第10章 メンタル・スペース、言語モダリティ、概念構造

著者等紹介

トマセロ,マイケル[トマセロ,マイケル][Tomasello,Michael]
主に幼児を対象とする発達心理学、異なる動物種の比較をする比較心理学、そして言語習得を切り口とした言語理論と、きわめて広い分野で活躍をみせる。1980年にジョージア大学で博士学位(実験心理学)取得。同大学で長らく研究にたずさわり、1998年以降はドイツに拠点を移してライプツィヒに新設されたマックス・プランク進化人類学研究所の発達・比較心理学部門ディレクターとして現在に至っている。ドイツではライプツィヒ動物園との協力のもと、ヴォルフガンク・ケーラー霊長類研究センターのディレクターもつとめる

大堀壽夫[オオホリトシオ]
東京都出身。カリフォルニア大学バークレー校大学院博士課程修了(Ph.D.1992)。現在東京大学大学院総合文化研究科准教授

秋田喜美[アキタキミ]
愛知県出身。神戸大学大学院博士課程修了。博士(学術、2009)。現在日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)

古賀裕章[コガヒロアキ]
愛知県出身。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術、2010)。現在慶應義塾大学専任講師

山泉実[ヤマイズミミノル]
東京都出身。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術、2010)。現在東京外国語大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

7
言語知識は、非言語的な認知と言語表現の経験的集積との動的なコミュニケーションによって形成されるとする認知言語学は、統語処理に絞って言語を探求する生成文法を批判する一方で、言語習得の段階的な発達を重視する言語心理学や、学習回路をベースにシステムとして言語処理を捉えるコネクショニズムと競合しつつ、現代言語学の一翼を担う。トマセロの認知文法からラネカーの記号論的拡張を経てフォコニエのメンタルスペースに至る10名の論文から構成された本書では、言語構造、経験、解釈等のキーコンセプトが訳者の解題付きで詳細に示される。2022/01/05

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