出版社内容情報
生成文法をできるかぎりやさしく解説
1999年小社より刊行され大好評を博した『言語学が好きになる本』に続く、町田健シリーズの第2弾は生成文法の入門書です。
「生成文法にかんする本はたくさん出ている。チョムスキーは有名だ。でもなんだか難しくて縁遠そう…」そんな気になる存在だった生成文法をきちんと理解できる、画期的な入門書です。
チョムスキーと生成文法にかんする本は時流を問わず堅調な動きを見せておりますが、まったく前提となる知識がない人が読める解説書はこれまで皆無だといってよいのではないでしょうか。
本書は、生成文法にまったく触れたことのない人でも理解できるようにと、町田先生が心を砕いて書き下ろされました。「モーニング娘。」や「巨人の星」など、一見無関係な比喩なども巧みに用い、専門家以外には理解の大きな壁を含む生成文法の全容を、なんとか理解可能なレベルにまで仕上げた労作です。すいすい読み流しながら、生成文法の全容が手に取るようにわかります。
たんに解説に終始せず、生成文法はどのように現れどこへ行くのかなど、大きな見取り図が明らかにされ、生成文法を楽しみながら理解することができます。
大好評! 発売後そく重版の大ヒット!
生成文法を学びたい人、生
第1章 どうして文法は必要なの
文法は面倒くさい?/文法って何なの?/文法はなぜあるの?/文法が出来上がるしくみとは?/文法の基礎作り/助詞のある言語の文法
第2章 構造主義の文法って何なの?
単語より大きな単位/五文型の問題点とは?/直接構成素分析
第3章 どうして生成文法が作られたの?
伝統文法と構造主義/五文型は単なる分類だ/直接構成素分析はまともな文法じゃない/チョムスキー登場/直接構成素分析の問題点/問題を克服するには/生成文法の基礎概念/深層構造から表層構造へ/変形規則――wh-移動/変形規則――名詞-助動詞倒置――/深層構造はどうやって作るの?/直接構成素分析の手直し/句構造規則/あらためて進行構造の作り方/生成文法の仕組み/問題をどうやって解決するか/意味が二つある文
第4章 どうして生成文法は変化し続けるのか
まずは「標準理論」/標準理論の内容/標準理論の変形規則/変形が多すぎる/標準理論の問題をどうやって解決するの?/深層構造をもとに意味を考えるのはいけない/表層構造から意味を出そう/変形規則を少なくするぞ/変形にしばりを加えるぞ/受動態の文はどうなったか
第5章 生成文法はどこへ行くのか
理
内容説明
本書は、生成文法をできるかぎりやさしく解説。もうチョムスキーはこわくない!はず…。
目次
第1章 どうして文法は必要なの
第2章 構造主義の文法って何なの?
第3章 どうして生成文法が作られたの?
第4章 どうして生成文法は変化し続けるのか
第5章 生成文法はどこへ行くのか
第6章 生成文法と現代言語学のゆくえ
感想・レビュー
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