出版社内容情報
自己・他者・制度,宗教・逸脱・犯罪などの基礎概念をエスノメソドロジーや社会調査の問題意識も含めて問う現象学的社会学の最前線。
内容説明
自己・他者・関係・制度、あるいは宗教・逸脱・犯罪などの基礎概念を、エスノメソドロジーや社会調査の問題性も含めて鋭く問いなおす、最前線の現象学的社会学。
目次
第1部 現象学的社会学の問い―社会理論への視軸(社会理論と世界の超越―問いの深化への途;制度の生成―制度論への現象学的社会学の視線;理解の原点―宗教の内在的理解)
第2部 現象学的社会学の基底―シュッツ解読の可能性(社会的行為とレリヴァンス―レリヴァンス概念の原像と射程;意味とワーキング―科学と多元的現実の再考;他者と他者性―他者経験の文脈)
第3部 現象学的社会学の試行―経験的研究への視座(方法と客観性―統計的調査法の隠された基盤;標準化・妥当性と意味―調査票調査の問題性;逸脱論の漂流―ある逸脱論者の問い;犯罪学の基底構造―ラディカル・クリミノロジーを超えて)