フェミニズム論争―70年代から90年代へ

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  • サイズ B6判/ページ数 201,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784326651146
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C3038

出版社内容情報

この20年,女たちは何を論じ,何を残したか。若い世代による批判的な吟味を通して,フェミニズムの90年代を展望する。エコ・フェミ論争,家父長制,近代家族などをとりあげる。

私は日本のフェミニズム論は、いまだ自己の歴史をもつに至っては
いなにのではないかとひそかに思いつつある。主体の交替によって
作られた断層を埋めていく作業が、今これから必要なのだと強く思
う。解釈を躊躇してはならないのだ。論じ残すことや偏った評価が
フェミニズム論を損なうのではない。それらを恐れて評価や解釈を
しないですますことが、フェミニズム論の全体性の確立を妨げるの
のだ。                    (第1章より)
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【目 次】

はじめに

第1章 フェミニズムの70年代と80年代

第2章 家父長制をめぐって

第3章 <近代家族幻想>からの解放をめざして

第4章 エコロジカル・フェミニズム論争は終わったか
    ―エコロジー危機とフェミニズム―

第5章 フェミニズムと科学技術
    ―生物学的言説の解体に向けて―

第6章 クリステヴァ理論の可能性


参考文献

内容説明

この20年、女たちは何を論じ何を残したか。若い世代による批判的な吟味を通して、フェミニズムの90年代を展望する。

目次

フェミニズム70年代と80年代(江原由美子)
家父長制をめぐって(瀬地山角)
〈近代家族幻想〉からの解放をめざして(浅井美智子)
エコロジカル・フェミニズム論争は終わったか―エコロジー危機とフェミニズム(桜井裕子)
フェミニズムと科学技術―生物学的言説の解体に向けて(高橋さきの)
クリステヴァ理論の可能性(鈴木由美)