格差の連鎖と若者<br> ライフデザインと希望

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格差の連鎖と若者
ライフデザインと希望

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326648849
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C3336

出版社内容情報

自立格差。若者たちの自立をうながす要因、阻む要因は何か。その構造を明らかにすると共に、社会にできること、すべきことを考える。若者の間の格差・不平等の現状はいかなるものなのか。格差はどの時点で生まれ、連鎖していくのか。本シリーズは10年近くに亘る追跡調査データを分析したものである。第1巻では学歴を取得する過程、学校から職場への移行、職業キャリアを、第2巻では結婚と親役割の取得を、第3巻では自立をめぐるさまざまな意識を分析する。

シリーズ刊行のことば[石田浩]



序章 パネル調査がみてきた若者たちの自立への歩み[佐藤香]

 1 若者のトランジション問題

 2 日本の若者がおかれている状況

 3 「働くこと」にかかわる社会システム

 4 若者の自立プロセスを明らかにするために



第I部 家族とのつながりのなかで考える



第1章 幸せ感からみた若者の多様性?ジェンダーと女性間の違いに着目して[鈴木富美子]

 1 多様な若者をどう捉えるか

 2 本研究の特徴と目的

 3 幸せ感におけるジェンダーの違い

 4 客観的状況(収入)と主観的状況(幸せ感)による類型の作成

 5 幸せ感における女性間の違い──類型による分析

 6 おわりに



第2章 何を重視し,どう行動するか─日米の若者の価値観・進路・家族[深堀聰子]

 1 若者を取り巻く社会環境

 2 データの概要

 3 日米の高校生の価値観

 4 高校生の価値観と高校卒業後の予定進路

 5 高校卒業後の価値観と職業キャリア形成・家族形成

 6 おわりに



第3章 親元にとどまる若者─のしかかる「重層的な支出」[伊藤秀樹]

 1 親との同居と経済的な困難

 2 データの概要

 3 誰が親と同居しているのか

 4 親と同居する若者の事情

 5 重層的な支出へと水路づける社会の構図

 6 「依存」された結果としての親との同居



第II部 社会とのつながりのなかで考える



第4章 若者の描く将来像─キャリアデザインの変容[元治恵子]

 1 若者を取り巻く状況

 2 若者の描く将来

 3 データと変数

 4 自立へのプロセス

 5 30歳時のキャリアデザイン

 6 女性のライフコース希望と30歳時のキャリアデザイン

 7 まとめ



第5章 分化するフリーター像─共感されない非正規雇用の若者たち[山口泰史・伊藤秀樹]

 1 若年非正規雇用問題の解決に向けて

 2 データと変数

 3 誰が非正規雇用を経験しているのか

 4 非正規雇用経験者は「自己肯定」をしているのか

 5 フリーター観は若者の間で分化しているのか

 6 閉じ込められる非正規雇用の若者たち



第6章 投票に行く若者は誰か─雇用形態・不公平感と投票行動[長尾由希子]

 1 雇用形態の違いと社会参加のひとつとしての投票行動

 2 調査協力者の状況

 3 雇用形態別不公平に対する感度の違い

 4 誰が投票に行くのか

 5 おわりに



第7章 希望は失われているのか?─格差と希望喪失の共犯関係[田辺俊介]

 1 「希望喪失」として語られる現代日本社会

 2 「希望」は失われつつあるのか?

 3 希望に格差があるのか?──希望と社会階層

 4 希望の効果についての分析

 5 希望喪失論と階層格差



終章 就労支援から自立支援へ[佐藤香]

 1 若者たちがおかれている現状

 2 自立していないのは若者だけなのか

 3 結びにかえて



付録 分析に使用した調査票の設問一覧

索引

石田 浩[イシダ ヒロシ]
石田 浩(いしだ ひろし)
1954年生まれ. ハーバード大学大学院博士課程修了. Ph. D(社会学). 現在:東京大学社会科学研究所教授. 主著:『学校・職安と労働市場――戦後新規学卒市場の制度化過程』(2000, 東京大学出版会, 共編著). Social Class in Contemporary Japan: Structures, Sorting and Strategies(2010, Routledge, 共編著).

佐藤 香[サトウ カオル]
佐藤 香(さとう かおる)[旧姓:粒来]
1960年生まれ, 東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程/博士(工学). 現在:東京大学社会科学研究所教授. 主著:『社会移動の歴史社会学』(2004年, 東洋館出版社), 「学校から職業への移行とライフチャンス」佐藤嘉倫・尾嶋史章編『現代の階層社会1 格差と多様性』(2011年, 東京大学出版会, 65-79頁), 「仕事と家庭における公正」盛山和夫・上野千鶴子・武川正吾編『公共社会学2 少子高齢社会の公共性』(2012年, 東京大学出版会, 271-285頁).

内容説明

自立格差。若者たちの自立をうながす要因、阻む要因は何か。その構造を明らかにすると共に、社会にできること、すべきことを考える。

目次

パネル調査がみてきた若者たちの自立への歩み
第1部 家族とのつながりのなかで考える(幸せ感からみた若者の多様性―ジェンダーと女性間の違いに着目して;何を重視し、どう行動するか―日米の若者の価値観・進路・家族;親元にとどまる若者―のしかかる「重層的な支出」)
第2部 社会とのつながりのなかで考える(若者の描く将来像―キャリアデザインの変容;分化するフリーター像―共感されない非正規雇用の若者たち;投票に行く若者は誰か―雇用形態・不公平感と投票行動;希望は失われているのか?―格差と希望喪失の共犯関係)
就労支援から自立支援へ

著者等紹介

石田浩[イシダヒロシ]
1954年生まれ。ハーバード大学大学院社会学部Ph.D。現在、東京大学社会科学研究所教授

佐藤香[サトウカオル]
1960年生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程/博士(工学)。現在、東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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