出版社内容情報
少子化問題が叫ばれるなか、今や誕生する子どものうち27人に1人が不妊治療(体外受精)によって、産まれる時代である。不妊治療は頻繁な、それも突然の通院が必要になるため、仕事をしていると治療との両立が難しくなる。半数近くが退職するなか、不妊治療と仕事を両立した女性25名に聞き取り調査を行った結果を報告する。
内容説明
少子化問題が叫ばれるなか、今や産まれてくる子どもの24人に1人が不妊治療によるという。先行きのみえなて不妊治療と仕事は両立することが可能なのか、また両立するには何が必要なのか。聞き取り事例から読み解いていく。
目次
第1章 不妊治療に関すること
第2章 不妊治療がなぜ必要になったのか
第3章 聞き取り調査の概要
第4章 家族との関係性
第5章 職場環境としての上司、同僚―仕事と治療の両立1
第6章 日常生活でのこころがけ、対処―仕事と治療の両立2
第7章 何が仕事と治療の継続を可能にするのか
第8章 今後の課題
著者等紹介
乙部由子[オトベユウコ]
1970年愛知県生まれ。1999年金城学院大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(社会学)、専門社会調査士。専攻:産業社会学、女性のライフキャリア。現在、名古屋工業大学男女共同参画推進センター特任専門員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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