内容説明
厳しい体験の語りをわれわれは受け止められるのか。会話分析で読み解く、ボランティアたちの微細な振る舞い。
目次
足湯活動の相互行為分析
二つで一つ―複合活動としての足湯活動
マッサージの手順が違反されるとき
視線のゆくえ
話題の展開―足湯利用者はどのようにして自分から語り始めるか
態度のすりあわせ―「共感」はどのように形成されるか
避難期間の表わし方から読みとれること
飛び越えの技法―「でも」とともに導入される共感的反応
経験の固有性を認める共感
共通性を示すこと―共感の権利はどのように主張されるのか
段階をへる共感
不満・批判・愚痴を述べるということ
できなかったこと、そしてできたこと
著者等紹介
西阪仰[ニシザカアオグ]
明治学院大学社会学部教員。文学博士。専攻は、エスノメソドロジーおよび会話分析
早野薫[ハヤノカオル]
お茶の水女子大学外国語教育センター教員。Ph.D.(語学)。専攻は、会話分析、言語学
須永将史[スナガマサフミ]
首都大学東京人文科学研究科社会学教室博士後期課程。専攻は、会話分析、ジェンダー論
黒嶋智美[クロシマサトミ]
明治学院大学社会学部付属研究所研究員。Ph.D.(応用言語学)。専攻は、会話分析
岩田夏穂[イワタナツホ]
大月市立大月短期大学教員、人文科学博士。専攻は、日本語教育、会話分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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