何が育児を支えるのか―中庸なネットワークの強さ

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何が育児を支えるのか―中庸なネットワークの強さ

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326602087
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C3036

出版社内容情報

父親の育児参加、親族や子育て仲間のサポート、企業の両立支援、就労環境などから育児の現状とその困難を明らかにする。本書で今までの常識は変わる。

育児の現状を多面的に分析することによって、育児を困難にしている要因を実証的にさぐる。父親の育児参加が少ないのは意識が低いから?働く女性より専業主婦の方が育児不安は高い?両立支援に取り組むことは企業のメリットになる?育児を支えるのは強い人間関係、それとも弱い人間関係?問題は育児の背後にある。

[関連書] 同著者ほか編 『対等な夫婦は幸せか』  (勁草書房刊)


まえがき

第1章 弱くなる育児ネットワーク、孤立する親子
Ⅰ 育児ネットワークとは
Ⅱ 育児の支えが弱くなる
Ⅲ 育児の孤立
Ⅳ ネットワーク問題
Ⅴ 育児ネットワーク調査

第2章 育児を支えている人
Ⅰ 誰が育児ネットワークか
Ⅱ 少ない父親の育児参加
Ⅲ 三世代世帯は少数
Ⅳ 世帯外ネットワークの広がり
Ⅴ 子どもの年齢によって変わる育児ネットワーク
Ⅵ ネットワークが多い人と少ない人

第3章 父親の育児参加はなぜ少ないか
Ⅰ 父親の育児参加が求められる時代
Ⅱ 何が父親の育児参加を少なくしているのか
Ⅲ 意識の問題か時間的余裕の問題か
Ⅳ 求められる長時間労働の是正

第4章 育児ネットワークの格差
Ⅰ 社会環境がネットワークをつくる
Ⅱ 社会階層が生む格差
Ⅲ 少子化がネットワークを小さくする
Ⅳ 類は友をよぶ
Ⅴ ネットワークの格差を埋める方法

第5章 ネットワークが育児不安を左右する
Ⅰ 育児に悩む母親たち
Ⅱ 社会的ネットワークの構造と力
Ⅲ 育児ネットワークと育児不安の関係
Ⅳ 困難なときこそサポートが必要
Ⅴ フォーマル・サポート対インフォーマル・サポート
Ⅵ ネットワークの強いサポート効果

第6章 子どもの発達を支えるネットワーク
Ⅰ 育児ネットワークは子どもの育ちにどうかかわっているのか?
Ⅱ 育児ネットワークと発達の関係
Ⅲ 直接の影響と間接の影響
Ⅳ 子どもの発達にネットワークは不可欠

第7章 企業における仕事と育児の両立支援
Ⅰ 仕事と育児の両立が問題
Ⅱ 両立支援の取り組みを左右するもの
Ⅲ 従業員が求める両立支援とのギャップ
Ⅳ 両立支援は企業のメリットになるのか
Ⅴ 両立支援を普及させるには

終章 育児ネットワークの再生
Ⅰ 育児ネットワークの役割
Ⅱ 中庸なネットワークの強さ
Ⅲ 少子化と育児ネットワークの相互関係
Ⅳ 育児ネットワークを支える政策
Ⅴ 両立支援の普及には社会的とりくみが必要

補論 若者の就労状況と未婚化の関係
Ⅰ 未婚化の要因についての2つの見解
Ⅱ 未婚化の要因を分析する
Ⅲ 結婚希望年齢を左右するもの
Ⅳ 何が若者の家族形成を支えるのか?

付属資料
文献
あとがき
索引

内容説明

育児の助けになるのは緊密な人間関係?父親は意識が低いから育児参加しない?専業主婦の育児不安は高い?両立支援は企業にメリットになる?中庸なネットワーク―ここに育児を支える鍵があった。

目次

第1章 弱くなる育児ネットワーク、孤立する親子
第2章 育児を支えている人
第3章 父親の育児参加はなぜ少ないか
第4章 育児ネットワークの格差
第5章 ネットワークが育児不安を左右する
第6章 子どもの発達を支えるネットワーク
第7章 企業における仕事と育児の両立支援
終章 育児ネットワークの再生
補論 若者の就労状況と未婚化の関係

著者等紹介

松田茂樹[マツダシゲキ]
1970年東京生まれ。1993年一橋大学社会学部卒業。2004年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部主任研究員。博士(社会学)。これまでに、東京大学社会科学研究所客員助教授、慶應義塾大学や国際基督教大学の非常勤講師などもつとめる。専攻は家族社会学、社会的ネットワーク論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。