ナッジ!?―自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム

個数:
電子版価格
¥2,750
  • 電書あり

ナッジ!?―自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年05月21日 16時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326550845
  • NDC分類 331
  • Cコード C1033

出版社内容情報

それは「支援」なのか「操作」なのか? 強制にも説得にも頼らない社会改革の新技術とその思想を、気鋭の論者たちが問いただす!

「個人の自由な選択」を妨げることなく、愚行には歯止めを、賢明な行動には支援を? 肥満の解消、婚活のサポート、個人情報の保護、民主政の活性化……。世界の袋小路を切り抜ける仕掛けを示すスマートな戦略の宝庫、いま注目の「ナッジ」と「リバタリアン・パターナリズム」の光と影を、過去・現在・未来にわたって解き明かす。

内容説明

強制しない、でも放任するわけでもない。新しい社会の動かし方!

目次

はじめに ナッジ!?強制と放任のあいだで
第1章 自己決定権は生き残れるか?
第2章 ナッジはどうして嫌われる?―ナッジ批判とその乗り越え方
第3章 それでもアーキテクチャは自由への脅威なのか?
第4章 民主政は可能か?―合理性と「個人」の再設計
第5章 熟議をナッジする?
第6章 カフェテリアをデザインする―あなたは何派?
第7章 「リバタリアン」とはどういう意味か?―リバタリアニズム論の視角からみたリバタリアン・パターナリズム
第8章 自律にはナッジで十分か?―パターナリズム論の視覚からみたリバタリアン・パターナリズム
もっと知りたい人のためのブックガイド
おわりに ナッジ論の初心とこれから

著者等紹介

那須耕介[ナスコウスケ]
1967年生まれ。京都大学教授。法哲学

橋本努[ハシモトツトム]
1967年生まれ。北海道大学大学院経済学研究院教授。経済社会学、社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

獺祭魚の食客@鯨鯢

46
 「ナッジ」とは「肘で突」いて注意を引くという意味。「自己責任」において行動させる行動経済学理論。 コロナによる「自粛」ブームはまさにナッジのオンパレード。これが有効なのは日本人ぐらいかも。  リベラリズトは関与を前提とした公助的な行政を求めるが、リバタリアンは関与を否定するエゴイズム。  パターナリズムは父性原理の厳しさの中に見守る意識。突き放すのではなく自主性を促す。全ての国民に有効なのではなく権威主義的でないと通用しない場合の方が多い。  ギリシャでさえ民主政は腐敗しソクラテスは罪人とされた。  

リョウ

8
人は何でもかんでも合理的に考えて行動できるわけではなく、ある部分は熟慮して考える一方で、大半のことは直感的に物事を考えて決定し、行動している。だからこそ、人々をよりよい(と為政者が考える)方向に誘導すること自体は可能だし、それは許されるのかという議論がつきまとう。この本自体は実践寄りというよりは学術寄りで、哲学や正義論の観点からの論考が多い。2022/05/30

コジターレ

6
流し読みだったが,初めて知った概念について学ぶのは楽しかった。2022/02/16

フルカラフル

3
行動経済学から派生した新しいアーキテクチャであるナッジについて、主に法学者の視点から網羅したオムニバス本。正義論の話がガッツリ絡んでくるような内容で、見た目のライトさに反して重みはある。それでもリバタリアニズムからの視点や、はたまかパターナリズムからの視点など、色々な学者がナッジの是非を語るので学びが深い。自由が良いのか強制がいいのか、国家運営に限らず難しい話だよな……。2021/07/27

すずき

3
良くも悪くも各執筆者がナッジやリバタリアンパターナリズムに紐づけて書きたいことを書いた論文集。正直な感想を言えば、引いている文献を見てもここ10年の哲学系のジャーナルに投稿されてきたナッジ関連の論文の量を考慮すると明らかにカバーできている範囲が狭すぎる(8章のパターナリズム研究、7章のリバタリアンや自由の価値との関わりは比較的頑張っている方だがそれでも自由論については掘り下げが足りない)。論文集の趣旨にもよるので今回はレベルを落としたのかもしれないが、それにしては定義やサーベイを担当する章を欠いている。2021/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15882025
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品