内容説明
日本統治時代の「遺産」は何か。初学者を魅力の国・台湾に誘う。台湾はいかにして経済発展の基礎を築いたのか。
目次
序章 台湾小史―台湾は中国か
第1章 近代化における人的資本の形成―植民地時代の学校教育
第2章 経済発展段階と工業化類型
第3章 台湾の日系企業―10社のケースから学ぶ
第4章 市場の中の血縁関係―企業グループ間の親族ネットワークの考察
第5章 財政金融システム
第6章 人口と労働力
第7章 技術競争力
第8章 対中経済関係と今後の展望―対中貿易と投資を中心に
終章 後藤新平の台湾開発―日本の「開発学」の原点
著者等紹介
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
1939年生まれ。慶應義塾大学大学院経済研究科博士課程修了・経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を歴任、現在は拓殖大学学長・同大学院院長、東京工業大学名誉教授
朝元照雄[アサモトテルオ]
1950年生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科博士課程修了・博士(経済学)。日立製作所技術部主任・副参事、ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センター客員研究員を経て、九州産業大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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