プライバシーなんていらない!?―情報社会における自由と安全

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プライバシーなんていらない!?―情報社会における自由と安全

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326451104
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

「プライバシー」と「安全」が衝突したとき、われわれはいかに考え行動すべきか。プライバシーの本質的価値を浮き彫りにする啓蒙書。「やましいことがないのであれば、安全のために、あなたのプライバシーを開示するのは問題ないのでは?」。この問いを基点として、プライバシーの価値、安全との関係、憲法上の権利としてのプライバシーの性格、新しい技術との関係・対応について、豊富な具体例を通して詳細に論じる。危機に瀕するプライバシーを救うために。

ダニエル・J・ソロブ[ダニエル ソロブ]
ダニエル・J・ソロブ(ジョージ・ワシントン大学教授)

大島 義則[オオシマ ヨシノリ]
大島 義則(おおしま よしのり) 弁護士(長谷川法律事務所)、慶應義塾大学大学院法務研究科講師(非常勤、公共政策法務フォーラム・プログラム担当)。元消費者庁総務課課長補佐(情報公開・個人情報保護・公益通報担当、2012年2月?2014年1月)。主な著書として、『Q&A 改正個人情報保護法』(新日本法規、2015年、共著)、『憲法の地図』(法律文化社、2016年)等。

松尾 剛行[マツオ タカユキ]
松尾 剛行(まつお たかゆき) 平成18年東京大学法学部卒業. 平成19年司法研修所修了. 桃尾・松尾・難波法律事務所入所(今に至る). 平成25年ハーバードロースクール卒業(LL.M.). 平成27年北京大学法学院卒業(中国法修士)・北京大学法学院博士課程入学(今に至る). 弁護士(第一東京弁護士会, 60期), ニューヨーク州弁護士, 情報セキュリティスペシャリスト. 平成26年7月5日, 情報コミュニケーション学会にて学会発表(「オンラインデファメーション規制の日中比較」). 【主な著書・論文】企業情報管理実務研究会編『Q&A 企業の情報管理の実務』(共著)(平成20年). Simon Bushell 編『International Fraud and Asset Tracing』(共著) European Lawyer (平成24年). 「インターネット上の名誉棄損の日中比較研究」(修士論文・平成 27年).

成原 慧[ナリハラ サトシ]
成原 慧(なりはら さとし) 東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環助教等を経て、現在は東京大学大学院情報学環客員研究員。主な著書に、『表現の自由とアーキテクチャ』(勁草書房、2016年)等。

赤坂 亮太[アカサカ リョウタ]
赤坂亮太(慶應義塾大学SFC研究所上席所員)

内容説明

「やましいことがないのであれば、安全のために、あなたのプライバシーを制約するのは問題ないのでは?」この問いを基点として、プライバシーの価値、安全との関係、憲法上の権利としてのプライバシーの性格、新しい技術との関係・対応について、豊富な具体例を通して詳細に論じる。

目次

1 価値―我々はいかにプライバシーと安全の価値を評価し衡量すべきか(やましいことは何もない論;全か無かの誤謬;敬譲の危険;プライバシーが単なる個人的権利ではない理由)
2 有事―法はいかに国家安全保障の問題を扱うべきか(振り子論;国家安全保障論;犯罪・諜報の区分を消滅させることの問題;戦争権限論と法の支配)
3 憲法上の権利―憲法はいかにプライバシーを保護すべきか(修正四条と秘匿パラダイム;第三者提供の法理とデジタル事件記録;プライバシーの合理的期待を探究することの失敗;嫌疑なき捜索論;違法収集証拠排除法則を維持すべきか;刑事手続法としての修正一条)
4 新技術―法はいかに変化していく技術に対応すべきか(愛国者法を廃止すればプライバシーは回復するか;法と技術の問題と、議会に任せろ論;ビデオ監視と公共空間におけるプライバシー否定論;政府はデータ・マイニングに従事すべきか;ラッダイト論、タイタニック現象、そして問題解決戦略)

著者等紹介

ソロブ,ダニエル・J.[ソロブ,ダニエルJ.] [Solove,Daniel J.]
ジョージタウン大学法科大学院ジョン・マーシャル・ハーラン法学研究教授。国際的に著名なプライバシー法の研究者。ワシントンDC在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

23
一発でかいのが来るとみんなビビッて権利が後退する。よくないよね。でもさ、単純な死者数とかで比べるともっと広く薄くあるのがやばいんだよね。でもみんな見た目に騙される。見た目も重要だけどさ、それに隠れてる方に気づくようになりたい。そして、警察権含め生まれたからその国の慣習に従わなければならないのは間違ってると思う。そこがホッブスを読まなければならないところだと思う。デカルトだったか誰かが言ってた。選択する権利がある。でもそうやって声高に自分の権利を要求して義務を果たさない人もいるからって言い争いになるんだ。2019/06/04

はるわか

21
プライバシーは単なる個人的権利ではない。社会的価値としてのプライバシー。2017/07/23

ケニオミ

13
今年に入って「超監視社会」を読んで、スマホをはじめとする文明の利器を利用することでプライバシーを好き好んで手渡している現実に唖然としました。それでFACEBOOKをやめました。そして今度は、本書を読んで、アメリカの法制度がプライバシーをいかに守っているのか、いや、守っていないかを学びました。いずれ政府が個々人の個人情報を集め、逮捕されても、なぜ逮捕されたかすら分からず、教えてもくれない、カフカの『城』のような世界が現実化しそうです。スマホでゲームをする暇があったら、法整備を考えた方がずっとよさそうです。2017/07/28

sk

7
国家の安全保障と秤にかけられて劣後しがちだったプライバシー。本書はプライバシー保護の必要性を訴える。法律学の本。2019/05/16

GASHOW

5
テロ等準備罪で日本がゆれているときに海外メディアの警鐘があったが、日本人のほとんどがピンときていない。テロの対策の天秤にプライバシーがそこなわれることが仕方がないという世論があるが。テロ防止に監視は意味がない。国民のプライバシーがうばわれることで社会が乱れる。米国は日本よりも先にいっているので実例などが面白かった。修正四条はオンラインデータの保護しないので、プライバシーをほごしたいならば社会との隔絶しないといけないようだ。2017/07/10

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