正しい核戦略とは何か―冷戦後アメリカの模索

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正しい核戦略とは何か―冷戦後アメリカの模索

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  • サイズ A5判/ページ数 388p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326303144
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3031

出版社内容情報



ブラッド・ロバーツ[ブラッドロバーツ]
著・文・その他

村野 将[ムラノ マサシ]
翻訳

内容説明

ウクライナ侵攻で「核の恫喝」を行うロシア、核開発を続ける北朝鮮、凄まじい勢いで核・ミサイル戦力の増強を進める中国。日本でも核共有について関心が高まった。今こそ、地に足のついた核戦略の議論が必要だ。アメリカは中国・ロシアの核兵器にどう向き合い、北朝鮮などの核拡散にはどう対峙してきたのか?「核の傘」を保証するには何が必要なのか?そして「核のある世界」という現実と「核のない世界」という理想の狭間で、われわれは何を考えるべきなのか?米国政府で核政策を立案してきた第一線の専門家が冷徹に検証していく。近年の展開と日米同盟について論じた日本語版書き下ろしの新章と、監訳者による詳細な解説つき。

目次

冷戦後における米国の核政策・核態勢の発展
第一の新たな問題―核武装した地域の挑戦国
地域における新たな抑止戦略
第二の新たな問題―プーチン率いるロシアとの関係
進化する米中関係
欧州における拡大抑止と戦略的安定性
北東アジアの拡大抑止と戦略的安定性
核をめぐる安心供与の諸問題
結論
これからの核戦略、核政策、核態勢見直しへの示唆
日本の読者のためのその後の展開と課題

著者等紹介

ロバーツ,ブラッド[ロバーツ,ブラッド] [Roberts,Brad]
ローレンス・リバモア国立研究所グローバルセキュリティリサーチセンター所長。戦略国際問題研究所(CSIS)研究員、国防分析研究所研究スタッフ、スタンフォード大学教授などを歴任。2009年から13年までは国防次官補代理(核・ミサイル防衛政策)として米国の核戦略の中核的文書である「核態勢見直し(NPR2010)」および「弾道ミサイル防衛見直し(BMDR2010)」の策定を主導するとともに、日米拡大抑止協議の設置に尽力した。2015年より現職。専門は安全保障、核戦略。オランダ・ロッテルダム大学エラスムス校で政治学博士号を取得。執筆した論文や報告書は多数。防衛分野における日本・アメリカ合衆国間の協力関係の促進に寄与した功績で、旭日中綬章を受章

村野将[ムラノマサシ]
ハドソン研究所研究員。岡崎研究所や官公庁で戦略情報分析・政策立案業務に従事したのち、2019年より現職。マクマスター元国家安全保障担当大統領補佐官らと共に日米防衛協力に関する政策研究プロジェクトを担当。専門は日米の安全保障政策、とくに核・ミサイル防衛政策、抑止論など。拓殖大学大学院国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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okadaisuk8

2
最終的には核軍縮を目指すべきだし、諦めるべきでもないが、足もとの状況もよく見なければならない…と説く。性急な軍縮には反対するが単純な核武装強化論者のこともいさめているので、中道的な立場ということになるのだろう(異論のある人もいるだろうが)。しかし、核抑止の概念などは想像以上に体系的に論じられ練られているようで、まず基本を学んでから読んだ方がベターだったかも。論旨のコアではないが、日本への原爆投下が終戦を早めたとの主張にはやっぱり米国人だね…と残念な気持ち。2022/12/08

ぐっさん

1
論点が整理されていて良かった。中国、ロシア、北朝鮮など具体的な国との関係における核戦力の意味について具体的に書かれていた。2023/08/25

大蔵大臣

1
米国の核攻撃を招かない程度での核の威嚇・瀬戸際戦略を用い、政治的な目標を達成しようとする地域敵対国に対処するにはどうするべきかと言うのが本書の中心的な問い。抑止が破綻した後の具体的な行動プロセスを考え、米国の政治的な目標に合致する形で抑止を回復させる「セオリー・オブ・ビクトリー」の構築を主張。また冷戦後の米国が行ってきたBMDやCPGSなどの地域抑止力強化への評価、同盟国への安心供与、軍備管理など様々な核政策を振り返り、最後に米国にとってあるべき抑止政策を述べている。2023/04/16

キミ兄

1
久々学術書(=横書き)。先日の原書読むのに時間がかかったのは英語のせいではなく、文章の読解力自体が落ちているのではと思うようになったほどに時間がかかった。本書は非対称戦の時代が終わり核保有国同士が対立する時代において改めて核戦略を読みなおそうとする試み。ロシア、中国、北朝鮮が主な題材となっている。特に非核保有国に対する核保有国の対応など、まさに今の状況を言い当てるような記述が連続。今のロシアの立場がよく分かる。ちょっと高いですが「核の忘却の終わり」と併せて読まれるべき名著。☆☆☆☆☆。2022/10/11

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