出版社内容情報
伊藤元重、呉善花、松本健一、伊豆見元など東アジア研究の第一人者が、日韓関係、中国経済、東アジア共同体などの課題を検証する。
激動の東アジアの課題を、政治・経済・文化など各分野第一線の論者が徹底的に検証する。
[関連書] 渡辺利夫編 『東アジア市場統合への道』(勁草書房刊)
序章 徹底検証 東アジア
──われわれはなにを議論しなければならないか……渡辺 利夫
第一章 東アジア共同体は可能か
1 グローバル化とナショナリズムの中の東アジア……木村 幹
2 アジアとの付き合い方……中村 羊一郎
3 中国社会の行方……柯 隆
4 中国の膨張主義とアジアの多元性という難関……呉 善花
5 「東アジア共同体」の危うさ……渡辺 利夫
6 東アジア共生のために……徐 賢燮
7 東アジア共同体ではなくアジアン・コモン・ハウスへ……松本 健一
第二章 ナショナリズムは超えられるか
1 日中韓越のナショナリズム対立を避けるために……坪井 善明
2 近代日本の東アジア観……濱下 武志
3 中国の日本研究者の見方……羅 紅光
4 マレーシアのナショナリズムとその克服へ向けた文化戦略……富沢寿勇
5 「希望」の約束と成熟したナショナリズム……足羽 與志子
第三章 日韓関係はどこに向かうか
1 日韓関係のあるべき姿……伊豆見 元
2 ポスト冷戦期の日韓関係……姜 英之
3 韓国の対日認識……金 浩燮
4 日韓間の相互誤解を取り除くために……小針 進
5 日朝交渉における韓国の役割……平岩 俊司
第四章 経済成長の課題はなにか
1 東アジア地域における経済発展と地域連携……伊藤 元重
2 通貨危機を経て統合に向かう東アジア経済……大辻 義弘
3 アジア経済の持続的成長に向けて……河合 正弘
4 資本主義へ移行する中国経済……関 志雄
5 アジアの経済発展と貧困問題……藤井 保紀
第五章 地域企業・経済はどうあるべきか
1 激動の中国・必要な視点……大坪 檀
2 国際分業の進展・拡大と地域中小企業の方向……坂本 光司
3 産業集積の機能と地域経済……西野 勝明
4 アメリカの産学連携に見るアジアへのインプリケーション……リチャード・ダッシャー、松下 育蔵
5 東アジアの経済交流……金 鐵佑
第六章 政治・行政のあり方をどう捉えるか
1 アジア研究の近代化論・民主化論・地方分権論……村松 岐夫
2 通貨危機以後の東アジア政治・行政システム……恒川 惠市
3 インドネシア政治をどう考えるか……白石 隆
4 タクシン政権の行政改革と政策決定メカニズム……末廣 昭
5 マレーシア政治・行政システムの起源と変容……鳥居 高
6 中国の経済統治システム……中居 良文
終章 アジアのグローバリゼーション……竹内 宏
あとがき
編者・執筆者紹介
内容説明
渡辺利夫、白石隆、末廣昭、伊藤元重、伊豆見元、松本健一、呉善花など、第一線の識者３５人が徹底分析。日韓関係、中国経済、東アジア共同体などの現状と課題を浮き彫りにする。
目次
序章 徹底検証 東アジア―われわれはなにを議論しなければならないか
第１章 東アジア共同体は可能か
第２章 ナショナリズムは超えられるか
第３章 日韓関係はどこに向かうか
第４章 経済成長の課題はなにか
第５章 地域企業・経済はどうあるべきか
第６章 政治・行政のあり方をどう捉えるか
終章 アジアのグローバリゼーション
著者等紹介
竹内宏［タケウチヒロシ］
静岡総合研究機構理事長。元・長銀総合研究所理事長
村松岐夫［ムラマツミチオ］
学習院大学法学部教授。京都大学名誉教授。京都大学法学博士
渡辺利夫［ワタナベトシオ］
拓殖大学教授・学長。慶應義塾大学経済学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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