出版社内容情報
増加する外国人児童・生徒の不就学の実態と、日本の学校教育からかれらが排除される構造を自治体の教育施策との関係で論じ、今後の教育政策のあり方を提言する。
グローバル化・少子高齢化が進む中、労働力として日本に定住化する外国人の子どもの教育問題は、今後避けて通ることはできない。ニューカマーの子どもの教育政策が自治体間によって大きく格差のある現状を指摘するとともに、障害者教育や不登校問題とニューカマーの子どもの教育問題との関連を、日本の学校文化とも絡めて考祭する。
[関連書] 『世界の教育改革の思想と現状』(同著者編、理想社刊)
序章 近年の外国人の動向と試行錯誤の教育界
Ⅰ章 進行する学校の「多文化」化
──多様な教育機関に進出し始めた外国人の子どもたち
Ⅱ章 深刻化する外国人の子どもの不就学
Ⅲ章 ニューカマーはオールドカマーの道をだとるのか
Ⅳ章 公平性欠く外国人児童・生徒の自治体行政
Ⅴ章 教育システムの改革に向けて
──オールドカマーとニューカマーへの対応をめぐって
Ⅵ章 しょうがい者教育と外国人教育
Ⅶ章 グローバリゼーション時代の教育と市民権
参考文献
内容説明
増加する外国人児童・生徒の不就学問題について、いかにかれらが日本の教育から構造的に排除され、また地域間格差が発生しているのかを自治体の教育施策・制度との関係で論じる。
目次
序章 近年の外国人の動向と試行錯誤の教育界
1章 進行する学校の「多文化」化―多様な教育機関に進出し始めた外国人の子どもたち
2章 深刻化する外国人の子どもの不就学
3章 ニューカマーはオールドカマーの道をたどるのか
4章 公平性欠く外国人児童・生徒の自治体行政
5章 教育システムの改革に向けて―オールドカマーとニューカマーへの対応をめぐって
6章 しょうがい者教育と外国人教育
7章 グローバリゼーション時代の教育と市民権
著者等紹介
佐久間孝正[サクマコウセイ]
1943年生まれ。1970年東北大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程中退。立教大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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