恐怖の法則―予防原則を超えて

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恐怖の法則―予防原則を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 326,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154357
  • NDC分類 331
  • Cコード C3010

出版社内容情報

人々は恐れるべきでないときに恐れ、恐れるべきときに大胆であったりする。民主制国家において時として「危険に対する人々の狼狽」は集団、都市、ひいては国家に多大な影響を及ぼす。人々の恐怖/不安と法や政策の関係はどのようにあるべきか。熟議民主主義・合意論をリスクや恐怖/不安という現代に欠かせない視点と交錯させ論じる。

内容説明

病原菌、有毒化学物質、テロリズム…政府はいかにして民衆の恐怖や不安に応じるべきか。予防原則を批判・再構築し、行動経済学・熟議民主主義と結合する。

目次

第1部 問題編(予防とその機能不全;予防原則の背景;最悪のシナリオ;野火のように広がる恐怖)
第2部 解決編(予防原則の再構築と恐怖の管理;費用と便益;民主主義、権利、分配;リバタリアン・パターナリズム(リチャード・セイラーと共著)
恐怖と自由)
結論 恐怖と愚行

著者等紹介

サンスティーン,キャス[サンスティーン,キャス] [Sunstein,Cass R.]
1954年生。ハーバード大学ロースクール教授。専門・憲法、行政法、環境法、法哲学、1978年ハーバード大学ロースクール修了。連邦最高裁判所で最高裁判事補佐官を務めた他、マサチューセッツ州最高裁判所、米国司法省等に勤務。1981年よりシカゴ大学、2008年から現職。2009年、行政管理予算局の情報・規制問題室長に就任

角松生史[カドマツナルフミ]
1963年生。1992年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所助手、九州大学法学部助教授を経て、2005年より神戸大学大学院法学研究科教授

内野美穂[ウチノミホ]
1978年生。神戸大学法学研究科博士課程後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GASHOW

5
人のリスク認識の偏向などがかかれている。リスクに関して若い安い本。この表紙はゾンビものを連想させますが、ゾンビ関係なし。タイトルからの期待ははずれましたが、リスク関連の本はあまり面白くない本が多いのでそのなかでは面白いと思います。2016/12/12

とりもり

1
全体に表現が冗長で非常に読みにくい。予防原則に対する批判がメインだが、環境問題とテロを確率論だけをもって同列に論じるのは無理があると感じる。人が利益よりも損失を過大視して合理的な選択を取らないことは行動経済学で明らかにされているとおりではあるが、それでもなお社会的費用の負担については合理性を超えた責任があるべきでは。その点で、前提次第で大きく結論が変わる費用便益分析を高く評価していることにも違和感を禁じ得ない。福島原発というカタストロフィーが現実化した今では、机上の空論と言わざるを得ない本。★☆☆☆☆2020/08/08

ソーシャ

1
アメリカの有名な憲法学者・行動経済学者のキャス・サンスティーンが予防原則について批判的な立場から論じた本。心理学や法政策学、憲法学の観点から予防原則をめぐる様々な論点が具体例を挙げながら詳しく論じられています。予防原則賛成派の議論も紹介されていますし、議論状況を見るのにも役立つ本ですね。2015/03/29

ひーくん

0
人々の恐怖にどう対処するか。そこで提示されるのは、リバタリアン=パターナリズムという視点。人々にパターナリスティックに一番いいと思う選択をデフォルトとして提示しつつ、そこからオプトアウトする権利を常に確保することで人々の自由を尊重できるぞという一見当たり前ではある考え。これに対する批判的な意見を東浩紀が提起してます。僕が気になったのは彼が執拗に予防原則を拒否するところだ。それは合理的だが、実にアガンベンが指摘する近年の政治の予防を拒否する傾向と重なるである。民主主義の理念の再考が必至2015/12/09

くらーく

0
ちょっと私には冗長に感じられて、読むのが辛かった。自分の知識、能力不足なのだろうけど。 ただ、世間は自動車よりも日焼けよりもたばこよりも、テロや原発にリスクを感じるのは、なぜなのだろうねえ。 2015/07/25

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