言語哲学大全 〈3〉 意味と様相 下

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言語哲学大全 〈3〉 意味と様相 下

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  • サイズ B6判/ページ数 384,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153114
  • NDC分類 801.01
  • Cコード C3010

出版社内容情報

「必然性」をめぐる根本的な態度変更を背景に展開する70年代以降の言語哲学。「新しい指示論」のルーツを探り,可能世界意味論の射程と限界を明らかにする。

「目次」

第二部 可能世界意味論と様相の形而上学

第4章 様相の論理学
    創始者による無視
    意味論以前の様相論理
    カルナップと様相論理の意味論
    クワインの様相論理批判

第5章 可能世界意味論
    基本的発想
    様相命題論理のモデル論―到達可能性
    様相量化論理のモデル論―個体と世界

第6章 可能世界意味論の応用と哲学的基礎
    自然言語の意味論
    哲学的概念分析と応用
    可能世界とは何か
    貫世界同一性

第7章 直接指示の理論
    固有名と記述―「標準理論」
    「標準理論」への批判
    新たな標準理論に向かって

終章  必然性とア・プリオリ性
    可能世界意味論とは結局何だったのか
    ア・ポステオリな必然性
    ア・プリオリな偶然性
    浅い必然性と深い必然性

第二部への文献案内
索引

内容説明

「必然性」に対する考え方が根本的に変った70年代以降の言語哲学。「新しい指示論」のルーツを探り、可能世界論の射程を測る。

目次

様相の論理学
可能世界意味論
可能世界意味論の応用と哲学的基礎
直接指示の理論
必然性とア・プリオリ性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coaf

4
あまりにもスコラ的。興味を失ったとともに、僕には言語哲学は無理だと悟った。瑣末。卒論の方向性が変わったこともあり、途中で読むのをやめた。2013/10/21

田蛙澄

2
以前読んで中断したところから読み始めたので話の流れがいささか怪しいが、可能世界意味論によって様相が論理学のなかで位置を占めて、必然偶然についての話が主にクリプキによって大幅に進展させられたということが分かり面白かった。ただ、アプリオリな偶然やアポステリオリな必然はどうも理解できない。様相論理がまだ途上であり、指示の因果説なども完全にフレーゲラッセルのパズルを解決できていないというあたりが分かってよかった。2016/02/24

御光堂

1
最初に読もうとした時は論理学の知識に乏しかったので歯が立たないと思ったが、別の教科書で記号論理学を命題論理、述語論理、可能世界モデルの様相論理と一通り勉強してから読んだら、意外とすんなりと議論に付いて行くことができた。それでも難しいから2、3回読み返してなんとか理解できたと思う。読後感は充実。物の固有名の問題が様相量化論理の意味論とリンクして事態が複雑になっているということが分ったが、この本が出たのが1995年なので、その後20年近く経った現在の状況も知りたくなった。そういう本はないのかな。2016/10/28

ami

0
様相論理、可能世界意味論、標準理論と直接指示の理論みたいな流れ。 頭が痛い。2017/10/08

何かの病気

0
要再読。クリプキについてはなんとかわかった気がするが、中盤のクワインについては理解不足。2013/09/27

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