出版社内容情報
【解説】
操作や過程という熱力学にとって大事な言葉を前面に出しながら,エントロピーや自由エネルギーという新しい物理量を自然に見出していく。
【目次】
設定・熱力学第1法則・熱力学第2法則・エントロピー・熱力学関係式・安定性と変分原理・多成分流体の熱力学他
内容説明
本シリーズでは、現代の自然科学や科学技術の基礎を支えている物理学の基本事項をやさしく解説する。特に、基本概念の理解や考え方の説明に重点を置いた。
目次
第1章 序論
第2章 設定
第3章 熱力学第1法則
第4章 熱力学第2法則
第5章 エントロピー
第6章 熱力学関係式
第7章 安定性と変分原理
第8章 多成分流体の熱力学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
17
日本三大熱力学参考書のうちの一冊とされているこの本にチャレンジ。結果、全く歯が立たなかった。ニュアンスでいうと、算数でいう四則演算[分配法則:ab+ac=a(b+c)みたいな]の段階から論が進められていき、ヒェーッとなった。とはいえ、文言をなぞるだけで、直観的理解に役立つtipsも収穫できたところもある。①熱力学は、自然現象が「安定」の方向へと変化することを問題にし、議論する学問である。②熱力学第一法則は仕事と熱が等価であることを示し、第二法則は仕事と熱の本質的差異を示す。その性質の違いがエントロピーだ。2021/07/14
焼き鮭三郎
1
おもしろい2020/07/03
.
1
コンパクトな熱力学の教科書. 温度の概念が簡単のため意図的に前提にされているなど, 初学者にもわかりやすく書かれているが, エントロピーの定義に関する議論は類書にはなく面白い.2013/06/04
みかん
0
用語や操作についての定義が徹底されてるとこが1番有り難いとおもった。主役は流体じゃなく人間ってのはマクロな物理としての熱理学って感じがする。2016/11/07
しとらす
0
本の内容が重要な話題に絞られていて、薄くても読みごたえがあります。