目次
1 プロローグ
2 アザラシの赤ちゃんと流氷
3 流氷の異変
4 被害は日本でも
5 わたしたちはどうしたらいいのか
6 自分で感じて自分で考える
7 自然が望むこと
8 未来をつくろう
著者等紹介
小原玲[オハラレイ]
動物写真家。1961年東京都生まれ。報道カメラマンからアザラシの赤ちゃんとの出会いを契機に動物写真家に転身。マナティ、プレーリードッグ、シロクマ、日本のホタルなどを撮影している。教科書「こくご1下」(教育出版)の「うみへのながいたび」のシロクマの写真を撮影。20年間に及ぶアザラシの赤ちゃんの撮影を通して、地球温暖化の目撃者となり、流氷の異変を警告している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エル
4
私も流氷が好きで知床に見に行くけど(まだ3.4回だけど)今年は4年前と比べると氷が減ったような気がした。昔はもっと流氷が来てたというし、やはり温暖化は進んでいるのだろう。この本はその事実をを分かりやすく突きつけてくる。可愛い可愛いアザラシの赤ちゃん。流氷がなければ生きられない。この可愛いらしい生き物を守るために、流氷という大自然を守るために私たちはなにが出来るだろうか?2023/02/25
river1031
2
10年以上前の本ということは今はもっと危うい状態なのか。エコバッグはきっかけ作りに過ぎず、各々が自分でできることに配慮していく必要がある。大人は真剣には考えないとは。耳の痛い話だ。子どもたちの未来になるべく多くの自然を残したいと思う。2021/07/27
spatz
2
報道の仕事をしていて、人々の苦しみを伝え続けることがつらくなってしまったときに、流氷の上でのアザラシの赤ちゃんとの出会いで写真をとることの喜びを再び見出し、動物写真家になったという筆者。全頁美しい流氷とアザラシの写真、カナダや知床での撮影を通じ、流氷の変化が視覚的にもはっきりわかるようになっている。減り続ける流氷。流氷の上で出産し短い子育てをするアザラシも減る。アザラシのみでなく生態系への大きな影響。地球温暖化をくい止めるにはどうしたらよいか?漢字にはルビがふられ、子供にうったえる内容となっている。2015/04/11
BebeCherie
1
This has lots of adorable photos of baby seals. You'll be shocked to realize what danger they were facing to. I'd like to recommend this book to my young readers to think seriously what global warming is and what we should do.2014/06/21
ユーユーテイン
1
流氷がなくなるとアザラシの赤ちゃんが溺れるってどういうこと?それを知りたくて読みました。流氷はアザラシの赤ちゃんにとって、天敵のホッキョクグマやシャチから守ってくれる、母なる大地だったのです。アザラシの赤ちゃんの写真が愛くるしくて、見続けてしまいます。著者の半生や家族のことや、地球を守るために私達がどう考えて行動すればいいのかということが語られています。アザラシの赤ちゃんが、子どもに枕にされて怒ったところが笑えました^_^2014/01/10