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平和を破滅させた和平―中東問題の始まり(1914‐1922)〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 405,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314009669
  • NDC分類 209.71
  • Cコード C0022

出版社内容情報

2004年掲載
日経新聞10/3、聖教新聞10/27、朝日新聞10/31、週刊読書人12/17号、読売新聞12/12、日経ビジネス12/6号

内容説明

中東ではなぜ血なまぐさい抗争やテロが絶えないのか―それを理解するには第一次世界大戦までさかのぼらねばならない。オスマントルコ帝国の崩壊を見すえ、ヨーロッパ列強はいかなる青写真を抱いていたのか?さまざまな思惑が交錯する生々しい人間模様を活写し、今日の中東が形成された表舞台・裏舞台を自在な筆致であぶり出す、一大歴史ノンフィクション。第一次大戦前夜の中東情勢から、オスマントルコの参戦、「フサイン=マクマホン書簡」や「サイクス=ピコ協定」といった密約の内幕、帝政ロシア崩壊までを描く上巻。

目次

第1部 歴史の十字路に立って
第2部 ホレイシオ・キッチナー元帥、将来に備える
第3部 中東の泥沼にはまり込んだイギリス
第4部 後方撹乱
第5部 最悪の事態に陥った連合国

著者等紹介

フロムキン,デイヴィッド[フロムキン,デイヴィッド][Fromkin,David]
ボストン大学教授(歴史学)。『平和を破滅させた和平―中東問題の始まり(1914‐1922)』は全米ベストセラーとなり、1990年度ピュリッツァー賞ならびにアメリカ図書批評家協会賞の最終候補作にノミネートされたほか、ニューヨーク・タイムズ・ブックレヴューが選ぶ1989年度最優秀図書に選ばれた。著書多数。ニューヨーク在住

平野勇夫[ヒラノイサオ]
東京商科大学(現一橋大学)卒。毎日新聞社にてニューヨーク支局長、学芸部長、取締役編集主幹などを歴任

椋田直子[ムクダナオコ]
東京大学文学部大学院修了

畑長年[ハタナガトシ]
東京大学文学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K・ITO

0
中東問題の始まりは、イギリスの「三枚舌外交」がすべての原因ではあるのだが、本作は、それ以前のオスマントルコ帝国の崩壊に多くのページを割く。国内での争い、ヨーロッパ列強の皮算用と暗躍。こんなにさまざまな思惑が交錯し、制御不可に転がりまくっていった末とは知らなかった。2011/11/17

roxy001960

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ニューズウィークに名前が出ていたので読んでみた。第1次大戦のときは、まだ帝国主義が健在だったんだね…。大国間の駆け引き、イギリス国内の様々な立場の人たちの異なる思惑、オスマン帝国内部の混乱、などなど、学校の歴史は現代史までたどり着かないから、この辺は全く知識の空白地帯でした。中東問題という観点から書かれているので、西部戦線の話はほとんどないけど、興味深く読みました。2013/04/21

(ま)

0
ロシア革命まで オスマンやイスラームに対するイギリスの無知・無理解・侮蔑に欲望と傲慢が中東を第1次大戦に巻き込み、帝国主義の牙が現代に繋がる混迷のタネを植え付けていく...2022/08/09

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