内容説明
昭和戦前期まで、とくに裕福ではない家庭でも、女中がいることは珍しいことではなかった。なぜ、女中は姿を消したのだろうか?主婦一人ではこなしきれないほど複雑繁多だったという昭和前期までの家事とは?女中の仕事は、朝早くから深夜まで続いた。どのような人が、なぜ女中になったのか。女中のおかれた境遇、その気持ちとは。
目次
第1章 女中が身近だった時代
第2章 女中訓
第3章 女中と子供
第4章 女中と性
第5章 女中部屋
第6章 「女中王国」といわれた新潟県
第7章 占領軍家庭のメイド
第8章 朝鮮人の女中
著者等紹介
小泉和子[コイズミカズコ]
1933年、東京生まれ。登録文化財・昭和のくらし博物館館長、家具道具室内史学会会長。石見銀山重要文化財熊谷家住宅館長。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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