出版社内容情報
日本が誇る新ナショナル・スタジアムの着工から完成までを克明に記録した写真集。序文は建築家の隈研吾氏。
着工から完成まで、共同通信社が定点撮影した16万枚の瞬間。未来に伝えたい貴重な写真集!
24時間×1137日。誰にも撮れない。特等席からの記録写真集!着工から完成まで、新スタジアム誕生の軌跡
序文/設計者 隈研吾
1000日で完成させる!新スタジアム建設のドラマ。
「競技場というものは、人がいようといまいと、寂しくなく、暖かく、やさしい場所でなければいけない。人類にどんなことが振りかかろうと...」
美しい殿堂は、その姿をどう現わしていったか?
杜のスタジアムには、トリビア!がいっぱい。
・高さ47m、南北350m、東西260m。地上5階、地下2階。観客席は約6万席。
・作業員は1日最大2700人。完成までに、のべ150万人を動員。
・屋根の耐風は、最大瞬間風速80mを想定し、台風・竜巻に備える設計。
・軒庇（のきびさし）には、47都道府県の木材を使用し、各産地の方角に配置。
・フィールドの天然芝は、保冷トラックで鳥取から移送。3日間で敷き詰めた。
・観客席のシートは5色をランダムに並べて、遠目にはまるで満席のように見える工夫。
内容説明
２４時間×１１３７日。誰にも撮れない特等席からの記録写真集！着工から完成まで、新スタジアム誕生の軌跡。定点撮影１６万枚から厳選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
176
コロナ禍で当分行けそうもないので、新国立競技場の写真集を観ました。これはこれで立派ですが、TOKYO2020のレガシーとして何十年も利用するのであれば、初期コストの削減のためなくなった、可動式の天井と空調が存在していないのが、大変残念です。東京ドームと神宮球場の利用状況を考察すれば明らかだと思いますが･･･ https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/2021/07/12
まちゃ
45
外苑西通りの河出書房新社ビル屋上に設置したカメラから定点撮影した2016年10月20日から2019年11月30日までの1137日間の「国立競技場」の生誕記録。巨大スタジアムの建設過程を鑑賞できる興味深い写真集でした。TOKYO 2020が無観客になったことは残念ですが、いつか「国立競技場」を訪れたいと強く思いました。2021.9.5 パラリンピック閉会式の夜に。2021/09/05
いちろく
21
定点カメラから撮影された国立競技場の建設記録。建設途中も見ていて楽しいのだけれど、出来れば競技場内の様子も見せてほしかった。著者が共同通信社名義なら、尚更。余談ですが、某アイドルのコンサートやオリンピックとパラリンピックが無観客での開催だったので、観客が入っているイメージは無かったのですが、2020年1月1日天皇杯決勝 神戸VS鹿島 が開催されていましたね、確かに。57,597人の入場者があった最初の大イベントだったそう。2021/09/13
ｒｅａｄｉｎｇ
13
絶妙の位置関係にある河出書房新社屋上に設置されたカメラが1137日間にわたってとらえた国立競技場の生誕記録。 素晴らしい試みのおかげで、大変貴重な写真集を手に取ることができた。スタジアムは世界に誇る日本の建築技術の粋を結集して完成した。無観客ではあったが、この競技場で開催されたオリンピック・パラリンピックは感動的だった。 これからもここで、さまざまな感動が生まれていくだろうことを想像すると気持ちが高揚する。2021/09/17
spatz
7
刊行日 2021/07/08 新スタジアムの着工から完成まで、三年間定点カメラで撮影された写真。隈研吾デザイン「無観客でも、寂しくない場所を作りたい」1130日間の軌跡を追った写真集。 https://youtu.be/9AWDJ9K7ePw 出版社からの本の説明の動画がわかりやすい。 #NetGalleyJP2021/07/07
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