出版社内容情報
公共事業のプロポーザルは年間900件近くにのぼる。本書ではプレゼンを想定したレイアウトの手法をビジュアルに紹介。著名な入選案の分析とデザイナーによるデモンストレーションを通じて、コンペに勝つためのオペレーションを説く。
内容説明
建築家の成功体験を綴ったプレゼンの指南書は数多くある。しかし、これらで語られている内容はあなたが本当に知りたかったことだろうか?フォントはどのように選ぶ?コンセプトを読みやすくするマージン(余白)の寸法とは?美しく見える配色の設定は?本書は“建築プレゼンのグラフィックデザイン”に関する、初めての教科書である。著名な入選案の読み解きから、基礎的なレイアウト手法を紹介。グラフィックデザイナーによるデモンストレーションを通じて、オペレーションの秘訣を説く。設計の場でグラフィックデザインの重要度が高まる今だから知りたい、コンペに勝つためのデザインの実例集。
目次
1 理論篇(ロジック・ヒエラルキー;ロジック・フラット;センシビリティ・ヒエラルキー;センシビリティ・フラット)
2 実践篇(O.F.D.A.+東京理科大学・坂牛卓研究室 多賀町中央公民館建築基本設計委託業務コンペ;yHa architects+佐賀大学・平瀬有人研究室 福智町立図書館・歴史資料館設計業務者選定プロポーザル)
著者等紹介
坂牛卓[サカウシタク]
建築家、東京理科大学教授。1959年東京都生まれ。1985年UCLA大学院建築学科修了。1986年東京工業大学大学院修士課程修了。同年、日建設計入社。1998年O.F.D.A.設立。信州大学教授を経て2011年より現職。博士(工学)
平瀬有人[ヒラセユウジン]
建築家、佐賀大学准教授。1976年東京都生まれ。2001年早稲田大学大学院修士課程修了。早稲田大学古谷誠章研究室・ナスカ一級建築士事務所・早稲田大学助手を経て、2007年yHa architects設立。同年より文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてスイス在住。2008年より現職
中野豪雄[ナカノタケオ]
グラフィックデザイナー。1977年東京都生まれ。2001年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。同年より勝井デザイン事務所勤務。2005年中野デザイン事務所設立。情報の構造化と文脈の可視化を主題に、さまざまな領域でグラフィックデザインの可能性を探る。現在、武蔵野美術大学、多摩美術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。