内容説明
「グリーン」であるとは、どのようなことを意味するのでしょうか。大反響を呼んだ『XS』の続編にあたる本書は、特異な小ささを持つ建築に目を向け、「グリーン」な建て方とは何か、それによって世界をどうやって豊かなものにできるかを問うています。ここで紹介するプロジェクトはどれも建物として優れているだけでなく、世界を「見る」というテーマに関係しています。素朴な造りの小屋から装飾的なフォリー、はたまた魅惑的なシュールレアル建築にいたるまで、小さな建築が放つ多彩なスペクトルをかいま見ることができます。人間を守ることができる建物は、同じようにして地球を守ってくれるのです。
目次
屋外から見る(カメラ・オブスキュラ;ガーデン・ハット ほか)
素材を探求する(ナ・ハレ・エオ・ワイアウィ、ヒキガエル屋敷;宇宙ステーション「ミーレ」 ほか)
都市に生成する(ヘアリーウッド;デトロイト・パビリオンの緑化 ほか)
軽やかに接地する(小さな週末住宅;プロテスト・シェルター ほか)
詩的に機能する(ハニー・ハウス;フット・ブリッジ ほか)
著者等紹介
繁昌朗[ハンジョウアキラ]
建築家。1971年東京都生まれ。東京工業大学大学院修士課程修了。1996年~2004年、富永譲+フォルムシステム設計研究所に勤務。2004年にatelier FISHを設立し、住宅や商業施設、学校などの設計を手がける。国士舘大学、武蔵野大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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