出版社内容情報
日本がもっとおもしろくなる! 風情を感じる全国の古町100をめぐる旅
日本独特のものとして多くの人に愛される城とその景観は、日本人はもとより外国人にも愛され、毎年多くの観光客が訪れています。
城を見に出かけるなら、街並みも食べ物もお祭りも楽しんでもらいたい! 本書は、作家で街歩き案内人も務める著者が「城下町」にスポットをあて、100の城下町すべてを現地取材。特に魅力に感じたトピックス1、2点に絞って紹介する城下町案内本です。
各道府県から1か所以上を選出(東京都を除く)。江戸時代初期までに城があれば、のちに廃城となっても対象にしています。また、江戸時代に「陣屋」などとされていても、大名級の政庁があれば城下町扱いにしました。
歴史、人物、花、景色、食、祭り、土産など、城だけでは語れない、古町の魅力を紹介。読んで楽しい、実際に訪れてもっと楽しい一冊。
※本書は2019年発行『日本の城下町を愉しむ』(東邦出版)に大幅に加筆修正し、100の城下町を新たにリストアップし直したものです。
まえがき
第1章 北海道・東北
1函館市(五稜郭) 日本最初の国際貿易都市 各所に残る「箱館戦争」ゆかりの地
2松前町(松前城) 北前船で栄えた街、現代によみがえる 本州との交易のあとに驚き
3弘前市(弘前城) 過去から現代の名建築を楽しめる街 夜は三味線 春には桜
4 八戸市(根城・八戸城) 「横丁めぐり」ツアーで夜を満喫 朝一でお腹いっぱい海の幸
5盛岡市(盛岡城) 啄木と賢治の街 意外と新しい盛岡三大?
6登米市(寺池城) 「みやぎの明治村」 北上平野開拓の中心地
7秋田市(久保田城) 「会える秋田美人」を楽しむ 意外と新しい「美人」のルーツ
8仙北市(角館、角館城) 明治以降の才覚で残った武家屋敷 公家出身だった殿様が残した京文化
9山形市(山形城) 市街を流れる「山形五堰」で和む 半世紀超える城の復原計画
10鶴岡市(鶴ヶ岡城)眼に浮かぶ「海坂藩」 「藤沢文学」の聖地
11米沢市(米沢城) 謙信、兼続、鷹山、政宗、常長…… 人気偉人キャラゆかりの地ぞろぞろ
12二本松市(二本松城) めっきり見ない菊人形の聖地 少年隊の悲劇、今も感じさせる
13会津若松市(会津若松城) 巨大な藩校が江戸時代のままに 建設費は商人がポンと出し
14三春町(三春城) 特産の馬だった三春駒 自由民権先駆けの三春町
15白河市(白河小峰城) 苦難乗り越えた城の雄姿に感動 日本「最初の」公園は実に壮大
内容説明
日本は多様で豊かでおもしろい。歴史、偉人、風習、祭り、景観、花、食、土産―お城だけではもったいない!著者が訪ね歩いた風情を感じる全国の古町100選。
目次
第1章 北海道・東北
第2章 関東
第3章 中部
第4章 近畿
第5章 中国・四国
第6章 九州・沖縄
著者等紹介
黒田涼[クロダリョウ]
作家・江戸歩き案内人。各地の歴史の痕跡を、歩いて、探して見出すことにこだわっている。江戸・東京23区内に詳しいが、近年は全国の城下町紹介など地方にも力を入れている。執筆のみならず散策講師も年数十日務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。